特集
取材日:2011.1.15
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- あやのちゃん(6年生)
- むげんくん(3年生)
- ちよちゃん(0歳)
- お母さん、お父さん
表皮の下にはカロテンがもっとも含まれています。油を使って調理するとカロテンの吸収率が良くなります。生でサラダやジュースにする時には、レモンや酢を使ってビタミンC酸化酵素の働きを弱くします。
新鮮な旬の食材をつかって、親子で楽しくクッキング!
山口シェフが小学生でもお手伝いできる簡単レシピを紹介します。
市場に行って食材のいろんなお話にもびっくり!
さあ、親子で一緒に作って、一緒に食べよう!!
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家族揃って「おやこでレシピ」に参加してくれたあやのちゃんファミリー。今回はファーマーズマーケットいとまんまで島人参を買いに行きました。農家が直接食材を持ち寄るこちらの市場は、その量の多さに圧倒されます。ご家族で数回きたことがあるというお話でしたが、一番下のちよちゃんが生まれてからは、なかなか遠出ができず久しぶりとのこと。
お目当ての人参は、なんと野菜台ワンブロックがすべて人参というすごさ。良く見かけるオレンジ色の西洋人参に混じって、旬を迎えた黄色い島人参も沢山販売されています。普段あまり見かけない黄色い人参に、野菜が苦手というむげん君も興味津々です。
買ってきた島人参について、山口シェフのお話を聞くあやのちゃんたち。島人参のルーツはアフガニスタンなのだそう。カロテンが皮の下に最も沢山入っているということで、今回皮は剥かずに泥を落としてたわしでこすったものを使います。
- 今回の「おやこでレシピ」に挑戦してくれるのは、ご家族の中のあやのちゃんとおかあさん。
- まずは島人参の乱切りから。乱切りってどうやって切るのか山口シェフに教えてもらったあやのちゃん。ちょっぴり心配そうなおかあさんを横目に手際よく切っていきます。
- しめじを分けたり、じゃがいもを切ったりしたあと、チキンの下ごしらえをします。
もも肉に残っている軟骨を丁寧にとって、小さく切り分けます。作業は仲良くお母さんと分担して進めます。
あやのちゃん、下味の塩こしょうちょっと多めだったかな? おかあさんも思わず苦笑い。
- フライパンで焼きます。油がはねるので、ちょっとこわいかな。もあちゃんはなれた手つきでなかなか上手。フライ返しをもつ手も様になっています。 調味料を入れてソースを作ります。白ワインも入れる本格的なソースはもちろん初めての挑戦です。
- しめじ、にんにくを炒めたあと、さっき焼いたチキンを加えます。あとはコンソメや牛乳、白ワイン、じゃがいもを入れて火が通るまで煮込んでいきます。
- しっかり火が通ったら生クリームを加えて、塩コショウで味付けをして、最後にブロッコリーを加えます。
さて、お味のほうはどうかな?美味しく出来たので、お皿に盛り付けていきましょう!
みんなが大好きなチョコレート!
今回のデザートはチョコレートの本格ケーキに挑戦です。
- まず、チョコレートを湯せんにかけて溶かします。
はじめての作業に、真剣な表情のあやのちゃんです。
- チョコレートが溶けたら、卵黄を少しずつ加えていきます。これは一人でやるより二人でやるほうが楽ちんですね。
- 次は卵白を泡立ててメレンゲを作ります。泡だて器を使うとあっという間に泡立っていきます。
焼き型も準備しましょう。ケーキの型にクッキングシートを敷いておきます。オーブンも温めておきます。
- チョコレートとメレンゲを合わせてさっくり混ぜます。泡をつぶさないようにという山口シェフのアドバイスに、ヘラを丁寧に動かしてうまく混ぜていきます。
粉は3回に分けて入れるので、ここもお母さんと協力して手早く作業を進めていきます。
- ケーキ型にタネを流しいれ、オーブンへ。
待つこと30分。良い香りと共にガトー・ショコラが焼きあがりました!
- ホイップクリームを泡立て、切り分けたケーキの上において行きます。
ミントの葉もかざりにつけて、素敵なケーキの出来上がりです。
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初めて作った島人参料理で、上手に出来るか心配だったけど、おいしくできたので良かったです。家でも作ってみたいです。また、料理教室があったらさんかしたいです!(あやのちゃん)
- 今回の講師/山口慎一シェフ <東京都出身>
- ホテルを振り出しに、フレンチをメインとした洋食全般の修行を積む。
料理と菓子を県内でも一流呼び声の高いシェフに師事。本人は出来の悪い弟子と謙遜しているが、その腕前はなかなかのもの。オリーブオイルや魚介を主に使う南仏やイタリア料理を得意としている。