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2014年6月

移住情報、ワンストップで

岡山市など不動産業界と連携

【岡山】岡山市が移住・定住促進に力を入れている。不動産業界と連携して移住希望者に住まい情報をワンストップで提供するサービスを手動するほか、民間団体などと移住者を支援する官民組織も立ち上げた。東日本大震災以降、大規模災害が少ない地域として移住人気が強まる同市。サービスを向上することで移住者を呼び込み、地域活性化につなげる考えだ。

岡山市や倉敷市、津山市など県内主要8市と岡山県不動産協会、岡山県宅地建物取引業協会は、移住・定住希望者にワンストップで対応するサービスを始めた。物件探しの相談を受けた各自治体が、家賃や地域など希望条件を基に両協会(約1700業者加盟)の検索システムから物件情報を取得。相談者に情報提供し、不動産業者と直接交渉してもらう仕組みだ。

 

2014年 6月 9日  日経MJ

超一流と競い成長

沖縄を語るー次代への伝言

我喜屋 優さん(63) 興南学園理事長

 

超一流と競い成長

本土と対等 未来に目を

18歳の少年は、あこがれの地、甲子園の土を踏んだ。記者の質問は「日の丸をどう思うか」「沖縄県民は英語を話すのか」だった。

興南旋風ー。1968年夏、米施政権下からパスポートで海を渡った球児が、県勢初のベスト4に進出した。

主将として快進撃をけん引しながら、違和感をぬぐえなかった。

「感じたのは同情、半官びいき。本土と同じ目線の応援ではなかった」

42年後の2010年春、選抜大会の最終日。監督として宙に舞った。夏の選手権大会でも、県民は同じ光景に歓喜した。

実はその36年前にも全国制覇を果たしていた。復帰2年後の1974年。北海道で社会人野球の主力として活躍し、都市対抗大会で優勝した。

「甲子園ボーイが内地でどこまでやれるか。そんな視線を感じながら、結果を出せた」。球児、社会人選手、監督として、沖縄球界の新たな扉をこじ開けた。

最南端の県に生まれ、最北端で社会人生活を過ごした。何が見えてきたのか。

「歴史的に薩摩やヤマトに踏みにじられ、悲惨な地上戦を体験したウチナーンチュは、高校球児に『ヤマトに負けるな』の思いを託してきた」「だからこそオジー、オバーが、興南の優勝を泣くほど喜んでくれたと思う」

6.23。慰霊の日に旧玉城村で生まれた。姉は沖縄戦で亡くなった。両親は戦争を多く語らない。遺族年金も長年、受給しなかった。「本当につらい体験は話せない。そういうことだったんでしょう」

野球を通じ、ウチナーンチュが道を切り開く露払いをしてきた自負もある。

「野球でも経済でも沖縄と本土はもう対等。同情と劣等感の時代は終わった」

興南学園の理事長として、沖縄の未来を担う若者を育てる立場になった。生徒の振る舞いに、不安を感じることがある。

「沖縄の心とは何か。日本一の『守礼の心』だ。それが失われていないか」

両親、祖父母、ご先祖を敬い、地域社会で周りの大人たちに礼節を持って接する。そんな子どもが減っていないか。

親が必要以上に子どもにかまい、先回りして準備する家庭環境は健全なのか。

「ディスポート」ー。港を離れるという意味の座右の銘だ。本土や海外で己を磨き、沖縄を引っ張るリーダーが増えてほしい。そんな思いを込める。

「海の向こうに、どの分野でも超一流がいる。県外で通用する競争力は、彼らとの出会いで磨かれる」。10代から全国の強豪と闘い続けた実感だ。

(政経部・吉田央)

 

2014年 6月 9日  沖縄タイムス

オリオンビールが取得

豊見城とみとん不動産

オリオンビールが取得

豊見城市内にある商業施設「豊崎ライフスタイルセンターTOMITON(とみとん)」の土地と建物をオリオンビール(浦添市、嘉手刈義男社長)が取得していたことが6日、分かった。取得金額は30億円超とみられる。不動産投資の一環。所有権が東京の企業から県内企業に移転されたことで、地元のニーズにより合った施設運営が可能になると期待されている。

同施設の敷地面積は3万平方メートル、延べ床面積は約2万6千平方メートル。2007年に不動産開発会社のゼファー(東京都)が開発し、現在ザイマックスプロパティズ九州(福岡市)が運営、約40のテナントが入居している。同土地と建物はゼファーが08年に民事再生を申請後、東京の別の企業が取得、売却先を探してた。

オリオンビールは4月末時点で信託銀行を介して債権を取得。実質的な所有者となり、施設運営から出る収益の一部を受け取る。運営会社のザイマックス社は「広報活動や運営面で地元に密着した企画で連携できるようになる。地元企業として地域活性化に貢献するようなイベントも増えるのではないか」と期待した。

少子高齢化で国内の酒類市場が縮小傾向にある中、オリオンビールはビール事業以外にホテル開発や太陽光発電事業、不動産関連事業など新たな収益の柱を育てて、経営基盤の安定化につなげたい考え。オリオンの嘉手刈社長は「経営基盤をしっかりとさせた上で、地元の企業として地域の振興に役立つことができればと考えている」と話した。

オリオンビールが「とみとん」の債権を取得したことにつて宜保晴毅豊見城市長は「地元の有力企業が運営に関わる形になった。さまざまな企画を打ち上げて、地域を盛り上げてほしい」と話した。

(座安 あきの)

 

2014年 6月 9日  沖縄タイムス

「沖縄風結婚式」の変遷

オフィスの窓から

「沖縄風結婚式」の変遷

屋部 司

 

20~30代の方はご存じないと思いますが、40~50代の方は覚えていませんか。

昔、父や母が結婚式に招待され、折詰めをお土産に帰って来たのを。その折り詰めには、いっぱい敷き詰められた赤飯や巻きずし、もう一つには尾頭付きのタイなど、普段お目にかかれないごちそうがいっぱい並んでました。子供のころは、それを開けるのが楽しみでした。

沖縄では1970年代までは、折り詰めや一合瓶の泡盛、瓶入りジュースやコーラが公民館や結婚式場でずらりと並んでいる披露宴が全盛で、招待人数も400人は当たり前、中には500~600人の披露宴もあったと先輩方から聞きました。今回は昔と今の披露宴の移り変わりについて書いてみようと思います。

まず料理ですが、80年代ごろから丸いテーブルの上にターンテーブルという現在の形になってきました。飲み物には革命が起きました。大手メーカーが瓶入りソフトドリンクの製造を中止した事です。これには各会場頭を悩ませたことでしょう。もう一つはノンアルコールビール。ハンドルキーパーには大変ありがたい革命だったと思います。

ご祝儀袋も様変わりしてきました。昔は水引きが印刷されたご祝儀袋がほとんどでしたが、100円ショップが出始めたころから、水引が付いたものが多くなり、デザインも豊富で、受け付けに彩りを添えています。

プログラムも、昔は25番は当たり前でそこの飛び入り、最終的には30番ほどになり、時間も4時間かかっていました。そして沖縄の披露宴には無くてはならない余興!これも革新が有りました。昔は流舞やダンス、中には大人が10人程並んで歌に合わせてお酒を一気に飲む「まず一献」という急性アルコール中毒になりそうな余興もありましたが、その全部に共通するのは、当日は舞台に上がって演じることでした。

最近はビデオ余興が増え増した。ある披露宴では四つぐらいがそれでちょっと寂しい気もします。いずれにせよ披露宴を盛り上げようとするウチナーンチュの精神は今も昔も変わらない気がします。

何はともあれ、折り詰めに箸を付けずに、家で待つ子どものために持ち帰ってきてくれた両親に今更ながらに感謝です。

(ビック沖縄常務取締役)

 

2014年 6月 9日  沖縄タイムス

国内魚獲量の回復原因

減少が著しいニホンウナギの養殖量が今年は3年ぶりに増え、高騰していた稚魚の取引価格も下がってきた。「夏のスタミナ食」は昨年よりは食卓に近づきそう。ただ、稚魚を育てて出荷するには半年以上かかり、7月29日の土用の丑の日までに間に合うかは微妙だ。

水産庁によると、ニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の漁期が始まった昨年12月以降、養殖のため国内で捕獲されたり輸入されたりした稚魚は4月23日時点で23.2トン。昨年も12.6トンを上回り、2011年以来の増加に転じた。ここ数年激減していた国内の漁獲量が回復したのが原因という。

ニホンウナギは太平洋の沖合で産卵し、稚魚は回遊して日本近海に戻る。

環境省は昨年2月、固体数激減を受けて絶滅危惧種に指定。産卵に向かう親ウナギや稚魚の漁を控えるなど、資源保護が各地で進んでいる。

 

2014年 6月 9日  沖縄タイムス

規格外品用い商品化

 
”ヒット”のたまご
 
沖縄物産コーディネイター 池村 博隆
 
 
津堅島のニンジン
 
農業生産法人・萌芽
 
商品開発・販路開拓で「情熱」は強力な武器です。自分の生まれ育った土地の産品を販売するという「情熱」で、地元に利益を還元できれば、こんなに幸せなことはありません。
 
津堅島といえばニンジン。おいしさの秘密は、海の恵むをたっぷり抱いた津堅島の土と人にあります。周囲7キロの島には風に乗って海のミネラルが運ばれ、畑に降り注ぐ。海藻などを畑にすき込み、農薬はほとんど使わず丁寧に草を取り、農家が愛情をニンジンに注ぎ込む。
農業生産法人・萌芽(うるま市、赤嶺操子代表)の役員、赤嶺かおりさんは、農家が無農薬を貫くがゆえに規格外のニンジンが大量に発生し、廃棄処分される場面に遭遇し、衝撃を受けました。
味は規格品と変わらない。愛する島のニンジンを全て商品化する決意で、4年前に家族で萌芽を設立。規格外品を粉末化し、鮮やかな色や味にこだわった「にんじんパウダー」(50グラム入り、税込み640円)や、乾燥処理した「にんじんしりしり」(40グラム入り、税込み310円)を商品化しました。
うるま市の特産品開発事業にパウダーが採用され、スポンジやクリームなど全てにパウダーを使用した「津堅にんじんロールケーキ」が完成。地域で愛されるヒット商品になりました。
ある家族の思いが島を動かし行政との連携に導く。「情熱」がベクトルと合致した時、物事は動きだすと感じました。
【メモ】萌芽(那覇営業所)那覇市寄宮2-35-12 TEL:098-855-5560
 
2014年 6月 9日  沖縄タイムス
【宜野座】6月の食育月間に合わせ、村健康福祉課が料理やお菓子などのカロリー量などを示した資料や、生活習慣病や虫歯の予防を呼び掛けるポスターなどを村役場ロビーで展示している。27日まで。
沖縄料理やファーストフード、缶詰、お菓子などさまざまな食べ物のカロリーや脂質の量を紹介。脂質は、沖縄そばが15.3グラム豆腐チャンプルーはあ20.2グラムなど、実際の量を小ビンで表すなど、一目で分かるように工夫した。
同課管理栄養士の大城あかりさん(22)は「普段から食べる物に何か含まれているかを知ることが大事。考えるきっかけにしてほしい」と話した。
 
2014年 6月 9日  沖縄タイムス

指1本でキャベツ千切り

【 便利グッズ紹介 】

レーベン販売(横浜市西区、050-5509-8340)のキャベツの千切りが簡単にできる調理器具「ののじキャベツピーラー ライト」

 

キャベツの千切りやダイコンなどの極薄スライスに最適。指1本を持ち手の穴に入れて軽く引くだけの指かけ方式。独自の高精密刃(ステンレス)を採用し、切れ味に優れる。切り口表面が蛇腹状になるため味がしみやすくなる利点も。

《全3色、 972円》

 

2014年 6月 5日  日経MJ

「沖縄でマグロが捕れるのか」「『美ら海まぐろ』って何」ー。全国3位の生鮮マグロの水揚げ量を誇り「沖縄美ら海まぐろ」のブランドを持つ一方で県内外の反応が芳しくないとして、県は2014年度から県産マグロの認知度向上化事業に乗り出す。3年計画で品質面を保証する仕組みを構築。従来の仲買人の目利きに加え、これを裏付ける基準を数値化することで県産マグロの一層の付加価値向上を図り、消費拡大と漁業生産額の増加につなげる。 (粟国祥輔)

海に囲まれた沖縄は漁場が近く冷凍マグロではなく、生鮮の状態で流通しているのが特徴。旬が異なるクロマグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ(トンボ)の主要4種を、年間を通して食べることができる全国でもまれな地域でもある。県は12年2月に「沖縄美ら海まぐろ」の名称を商標登録し、そのブランド化に水産業界を挙げて取り組んでいる。

しかし、ブランドの浸透は思うように進んでいない。観光客が沖縄の魚に抱く「カラフルな熱帯魚」のイメージは根強く、県民の間にもマグロ産地としてはほとんど認知されていないのが実情で、消費・需要拡大の機会をう失っている。

3年間の「マグロの産地OKINAWA認知度向上化事業」では、ブランド力を高めるため「美ら海まぐろ」の基準の明確化と数値化に取り組む。一括交付金を活用し、初年度は調査委託費用約1500万円を予算化した。

マグロは捕獲の際、暴れると次第に血が全身を回りやがて塊(焼け)が残る。このため漁では即殺し、すぐに氷で冷やす鮮度処理が欠かせない。だが、競りで仲買人が尾の断面をみて鮮度を目利きする現状では「焼け」まで正確に捉えることに限界がある。

このため「測定機器」の導入を検討。マグロは暴れると乳酸を分泌するため「ペーハー(pH)測定機」を具体的に想定している。脂分を測る機器などもそろえ、伝統的な仲買人の目利きによる評価を裏付け、信ぴょう性を高める。県水産課は「県産マグロの認知度が上がると需要が伸びて供給側の魚価向上につながる。波及効果は大きい」と強調した。 

【ことば】沖縄県のマグロ漁業

2012年のマグロ類の生産量は8755トンで全魚種の約57%、生産額は60億円で約59%を占める。クロマグロ・メバチ・キハダ・ビンナガ(トンボ)の4種類が水揚げされ、「生鮮」が主流となる。12年の生鮮マグロの水揚げ量は4977トン(全国155港統計値)。4種合計で全国4位、ビンナガを除くと全国3位の水揚げ量を誇る漁船数は近海・沿岸含め計119(08年漁業センサス)。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

レモンを塩漬けにして作る調味料「塩レモン」に注目が集まっている。簡単に作ることができるうえ、塩にレモンの酸味が加わることで味付けに塩が少なくて済み、健康意識の高い女性を中心に使う人が増えている。国産レモンを使うをことが推奨されており、需要拡大にも寄与しそうだ。

「夫の晩ごはんに全部これをかけときゃいいわね」。4月、東急ハンズ渋谷店で行われた塩レモンの作り方講座で、参加者の女性がおどけて話すと、周囲は笑い声に包まれた。「作るのが簡単で、日持ちし、どんな料理にも合う」という特徴から出た発言だ。

塩レモンは以前からじわじわ注目されていた。今年、モロッコの伝統的な調味料としてテレビや雑誌で多く取り上げられ、爆発的に認知度が高まった。料理レシピ検索大手のクックパッドでも、塩レモンを使ったレシピは4月から検索数が増え、5月19日~25日には検索ワードランキングの3位になった。

小さめのふたのついたビンの底に塩を敷き、その中に切ったレモンを入れ、上からまた塩をかける。1日に1度ビンを上下逆さにして混ぜ、暗く涼しい場所に置く。これを2週間~1カ月ほど続けるだけで完成だ。

「塩のからさとレモンの酸味がとてもマイルドになり、どんな料理にも使える」(日本ソルトコーディネーター協会の青山志穂代表理事)という。皮や果肉は肉料理に使い、ビンの底にたまる塩味の果汁はサラダのドレッシングに使える。汁をバターに混ぜればクリーム状になり、菓子にも使える。モロッコでは鍋などの煮込み料理にも使っている。

塩レモンや塩レモン味の商品も広がりを見せている。東京・文京区のカフェでは自家製塩レモンを1ビン2000円で販売する。ローソンも昨年8月、「からあげクン瀬戸内塩レモン味」を期間限定で販売した。

レシピなどでは、使うレモンは安全な国産が推奨される。輸入レモンは鮮度を保つためワックスが塗られていることが多く、皮つきの塩レモンには不向きという。国産レモンは国内消費量の1割強にすぎないが、需要が拡大する可能性がある。

レモンの生産量シェアが5割で全国1位の広島県。JA広島果実連の担当者は「塩レモンなど需要の拡大に合わせ、さらに収穫量を増やしていきたい」としている。

塩レモンの組み合せは、以前から提供されてきた。焼肉では以前からタン塩をレモン汁につけて食べる。塩とレモンを何度も継ぎ足す作り方は、日本の家庭で多く作られてきたぬか漬けにも似ている。日本には塩レモンを受け入れる素地がもともとあったのかもしれない。 

(三隅勇気)

 

2014年 6月 5日  日経MJ

ゲーム感覚でカロリー計算

県事業団 食事管理サイト開設

県保健医療福祉事業団はこのほど、ウェブ上で食べた料理を選ぶだけでエネルギー(カロリー)や脂質、塩分などの取り過ぎや偏りをチェックできる無料サイト「長寿復活カロリーチェック~上手に選んだらいいさぁ~」を開設した。

チャンプルーやタコライス、天ぷらなどの沖縄定番料理を含む223品の写真の中から、食べたものを選び、ドラッグしてトレイに入れる。年齢・性別・活動量から算出された1食または1日当たりの栄養の基準量と自動的に照合され、超えると警告される。ゲーム感覚で食事管理ができる仕掛けで、対象年齢は6歳から。

サイト作りには同事業団の管理栄養士、保健師、健康運動指導士が携わった。アドレスはhttp://kenkou-island.or.jp/choju100/または同事業団のHPから。問い合わせは同事業団、電話098(879)6311。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

生産組合が試食会

【八重瀬】イモの葉(カンダバー)を改良した「ぐしちゃんいい菜」が旬を迎え、生産農家が5月29日、町玻名城のザ・サザンリンクスリゾートホテルで青果物流通業者や学校給食関係者などを対象に試食会を開いた。

 

夏場、県産葉野菜が少なくなる県内市場に、いい菜を売り込むのが狙い。安里喜美子組合長は「昨年より5トン多い30トンの出荷を見込んでいる。ミネラルやビタミンが豊富ないい菜を、夏の葉野菜の定番にしたい」と意気込む。

ぐしちゃんいい菜は、従来のイモを改良し、葉っぱと茎を食べやすくした品種。葉柄が長くて柔らかいのが特徴。品種名は「沖育01-1-7」

117(いいな)と産地名の具志頭を合わせて「ぐしちゃんいい菜」と名付け、2011年に商標登録した。現在、ぐしちゃんいい菜生産組合の農家8戸が栽培している。

試食会には、いい菜を使った14種類の料理を用意。天ぷらや中華風炒め物、あえ物の他、いい菜を練り込んだパンやそうめんなどを並べ、いい菜の調理法を紹介した。参加した約70人が、それぞれの料理を味わいながら、いい菜の食感や味、風味を楽しんだ。

試食会に参加した県学校栄養士会の根川文枝会長は「ビタミンなどの栄養が豊富。シャキシャキの食感、ほのかな香りが良かった。給食のパンに利用できないか検討したい」と興味を持つ。

国内外の青果物を扱う沖縄協同青果・営業開発部の一色寿生さんは「生産農家の努力で、品質が良く生産量も安定している。葉野菜が少なく夏野菜として、今後が楽しみ」と期待した。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

うるま・みどり町の老人会 女性会員に感謝込め

具だくさん馬汁「満足度100%」

 

【うるま】市みどり町の老人会「みどり町1・2丁目むつみクラブ」の男性会員約10人が5月29日、同町の1・2丁目公民館で女性会員約20人に日ごろの感謝を込めて、手料理を振る舞った。

食事会は母の日に合わせて企画。男性たちは作り方を料理上手な知人に習い、血液をサラサラにする効果があるとされる馬肉と、具だくさんの野菜が入った馬汁を作った。前日から炊いた馬肉は軟らかく、ダイコンやニンジンなどの野菜も豪快に盛りつけた。

会場設営も男性たちが担当し、テーブルにはさまざまな花木も飾った。女性会員はエプロンやかっぽう着姿の男性に迎えられ、「似合うわね」「かわいいよ」などと声をかけた。

同クラブの与古田徳造会長は「料理はとても手間がかかることが分かった。いつも料理している女性はすごい」と感謝。

 

2014年 6月 1日  沖縄タイムス

 

 

6日は二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ「芒種(ぼうしゅ)」。沖縄では前の節気「小満(しょうまん)」と合わせ、「小満芒種(しょうまんぼーすー)」といい、梅雨の時期を指す。

南風原町山川にある神里豊子さん(75)の畑では、ヘチマが収穫を迎えていた。豊子さんは「2週間後には黄色い花が畑いっぱいに咲く。ヘチマは太陽の光を浴びれば、もっと甘くなる。早く梅雨が明けないかね」と額の汗をぬぐった。

沖縄気象台によると県内は向こう1週間、前半は晴れる所があるも、後半は梅雨前線などの影響で雨の日がある見込み。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

【石垣】市新栄町のJAおきなわファーマーズマーケットゆらてぃく市場(幸喜英信店長)の買い物客が2日100万人を達成し、前後の客もあわせ、計3組の家族に野菜の詰め合わせを贈った。

同店は2011年4月にオープン。初年度26万人、12年度は31万人で、13年度は新空港開港の影響もあり、約35万人と右肩上がりに来店者が増えてきた。

店内で開かれたセレモニーでは生産者会の大島正嗣代表が「会員も品目も増え、地産地消を進めている。安心安全を第一にいい野菜果物を提供したい」と力を込めた。

100万人目となった市登野城の宮良政美さん(55)は孫の離乳食を作ろうと来店。多くの野菜を買い込んだ後、ダンボール1箱分の詰め合わせセットをもらい笑顔。「新鮮な野菜を求め週1度は必ず来店する。安心の野菜で離乳食を作りたい」と喜んでいた。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

全国にコンビニを展開するミニストップは、3日から県産食材を活用したスイーツなどを販売する「沖縄フェア」を実施している。今回は初めて、お菓子のポルシェの紅いもタルトなどのスイーツも販売。担当者は「沖縄で人気の紅いもタルトを県外でも広めたい」としている。

沖縄フェアはスイーツのほか、県産食材を活用した弁当やサラダなども取り扱う。予約制のお取り寄せスイーツとして、お菓子のポルシェの紅いもロールケーキ、南都物産の紅芋バウムクーヘン、沖縄農園の泡盛酒ケーキも売り出している。

全国のミニストップ2199店舗で23日まで実施する。協力関係にあるココストアも沖縄以外のココストアとエブリワン589店舗で4日から24日まで展開する。

 

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

「父の日」を前に、県酪農農業協同組合は5日、牛乳の「ちち」に引っ掛けた毎年恒例の消費拡大キャンペーン「父の日に牛乳(ちち)を贈ろう!」の周知活動の一環で、県に県産牛乳をを贈った。

全国的なキャンペーンで、2006年度から県でも実施。牛乳の持つ「イライラ解消の役割」などの機能性も積極的にアピールし、牛乳のイメージ向上と継続的な消費拡大につなげることを目指す。

同日の県庁での贈呈式で、県酪農青年部連絡協議会の新里菊也会長が高良倉吉副知事に寄贈。その場でワイングラスに注ぎ、消費拡大を期して高らかに乾杯した。

新里会長は、糖尿病や肥満の改善などに効果があることを紹介し「日ごろ疲れているお父さんに牛乳を飲んでもらい、明日への活力と元気をつけていただきたい」と期待。

高良副知事は「地産地消、食育の観点からも取り組みは重要。県の長寿復活、人口増の取り組みにも大きく寄与する」と喜んだ。

2014年 6月 5日  沖縄タイムス

 

県内から海外へ視野を広げ、研修や経営展開を図っている企業がいる。沖縄や日本と異なる文化や商習慣を現地で体験することにより、「人とのつながりができ、海外とのパイプができた」「実際の海外への事業展開に結びついた」「商習慣の違いに驚いた」など、さまざまな発見や波及効果、課題なども浮かび上がってきているようだ。 (安里則哉、高江洲千里)

支援事業活用 香港の消費者ニーズ把握

客の要望受け商品定番化

沖縄ハム総合食品(株)   謝花さゆりさん

食肉加工品や総菜の製造販売などを手掛ける沖縄ハム総合食品(株)。8年前、沖縄県物産公社から海外での物産展フェアへの出店依頼があったのを機に、食肉加工品をはじめ、レトルト食品や健康飲料など20種ほどを香港を中心に台湾、シンガポールで商品を販売する。

昨年、沖縄県産業振興公社の「万国津梁産業人材育成事業」を活用。香港での2カ月半の研修に参加した謝花さゆりさん(30)は「市場の動きや商品規制など香港貿易について学びました。商談から取引まで、スピーディーな対応が求められることを痛感しました」と話す。

海外で商品展開をする際に難題になるのが、現地の法律や規制への対応。「日本では使用が認められている添加物も香港では許可されていないため、輸出向け商品を製造する際は、それらを除外し、代用品で対応しています」。現地での営業活動をきっかけに6年前から取り組んでいる。

近年の動きとして、「2つのレトルト食品が香港の大手スーパー『パークン・ショップ』で定番化されました」と説明。昨年11月から同スーパーの64店舗で販売されている。

現地では、沖縄物産企業連合台湾営業所のサポートを受け商品を展開。台湾は、肉製品の輸入に規制があるため、現在は飲料が中心。さらに、現地の日系企業や県出身者と商取引を中心とした情報交換も積極的に行うようになった。

「県内では人気商品でも、現地ではそうでもないといった食文化の違いも実感しています。固定概念を取り払い、いかに現地の要望に応えられる商品を生み出すかが課題」と謝花さん。一食一パックでの販売といった食べやすい大きさや量、価格決めはもちろん、外国語表記といった海外向けのパッケージデザインも検討中。現在は月に1度、現地での商談や催事などに出店し、売り上げや客の反応を見ているそう。

「今は沖縄県物産公社や沖縄物産企業連合の支援を受けていますが、現地の日系企業と連携するなど、パイプを生かし、今後は自社で商品展開ができるようにも」と意気込んでいる。

 

2014年 5月 29日  第1403号 週間 ほ~むぷらざ

 

 

 

色素目の疲労に効果

やさいをたべよう ー 宮城都志子 ⑭

『なす』 レンジで加熱 油抑える

季節が夏に移りつつある中で、野菜の種類も、葉物の多い冬野菜から、実を食べる夏野菜にかわってきています。そんな野菜の中で、今ちょうど旬なのが沖縄産のナスです。

九州から沖縄で作られるものは主に20センチ前後の長ナスです。

ナスは、日本はもちろん、ヨーロッパや南米など、世界中で古くから食べられてきた野菜です。

形も丸いものから長いもの、一口大のものまでいろいろあります。スペインでは、ジャムにしたり、乾燥させて、保存食としても利用されているそうです。

* *

濃い紫色の表皮はポリフェノールの一種でナスニンというアントシアン系の色素成分で、鉄やアルミニウムに反応して青紫になります。

ブルーベリーと同じで、目の疲労や視力回復に効果があるといわれています。

アクの強い野菜なので、下ごしらえとして、酢水に5分程度さらします。

油との相性が良いため、炒め物や揚げ物料理が多いのですが、日本では茶せんナスや焼きナスなどの煮物・焼き物として、またかす漬けなどの漬物としても好まれています。油との相性が良い分、果肉が油を吸いやすいので、2、3分電子レンジにかけて調理すると、油の吸収が抑えられて、ヘルシーな料理になります。

* *

蒸しナスは、蒸すという手間だけで敬遠されがちですが、ラップをかけて電子レンジで加熱すれば、簡単においしい蒸しナスになります。

大きめに切ったナスをレンジで加熱して、肉や野菜を炒め合わせ、かたくり粉を加え、あんかけにすると、ちょっとしたごちそうになります。

電子レンジで加熱した後、冷やして、しょうゆ・酢・砂糖・ごま油にしょうがやネギを刻んで混ぜたタレに漬け込んだものは、夏場の暑い時サラダ代わりに、また作り置きのおかずにもなります。 (栄養士)

 

2014年 6月 1日   沖縄タイムス

 

長寿日本一維持へ計画

141万人のケンコウ

2005年、10年と女性の平均寿命全国1位になった北中城村だが、65歳未満の死亡率、生活習慣病者の割合が高いなど、「このままでは長寿日本一が危ぶまれる」(村職員)実態がある。村は今年3月に初めて、「健康長寿のまちづくり計画」を策定、住民の健康課題を改善し、さらに産業振興につなげる取り組みに着手した。 (社会部・高崎園子)

 

地域1 北中城村㊦

産業振興と相乗効果も狙う

「もともとは国保の赤字をどうにかしないといけないというのが出発点だった。女性の平均寿命が日本一になったが、村民の健康実態をみると、『すぐにそうでなくなるぞ』と逆に緊張感を持った」

新垣邦男村長は、健康長寿のまちづくりに取り組むきっかけをそう話した。

村民の健康状態をみると、内臓脂肪症候群(メタボ)の割合は35.9%(2012年度)で、県平均の36.7%は下回るが、全国平均の27.2%を大きく上回っている。生活習慣病のうち脂質異常症60.1%で、”肥満県”とされる県平均の52.2%より高い。一方、特定健診受診率は35.1%で県平均の37.3%を下回る。

国民健康保険(国保)の給付額は右肩上がりで、保険料と給付額の差額が年々開き、ほかの市町村同様、赤字で、一般会計からの繰り入れが常態化しているという。

■ ■

村は昨年度、計画づくりに当たって初めて1700人を対象にした村民の意識調査を実施。また、村内の団体代表や学識経験者でつくる「プレ村民会議」を発足。アンケート結果や村民会議の意見を踏まえ、20~30年後を見据えた、健康をキーワードにしたまちづくりビジョンを描いた「計画」を作った。

計画策定には国の特定地域再生事業費補助金を利用した。

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計画には、健康づくりだけでなく、産業・観光振興との連動も盛り込んだ。職員が先進地視察で刺激を受けたことが大きい。

男性長寿日本一の長野県松川村では、米やリンゴなどの農作物や加工品を「長寿日本一」をうたって売り出し、年間5千万円の利益を生んでいた。

視察した健康保険課長の奥間かほるさんは「住民が健康であることがお金を生み、さらに健康づくりのモチベーションになる。相乗効果。逆に『2回も1番になっているのになぜアピールしないんですか』と言われました。」

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健康をキーワードにしたまちづくりビジョンはできたが、具体的な取り組みはこれから。

新垣村長は「教育や産業など、村のすべての事業に健康の視点を入れたい。財政は厳しいが、積極的に予算をつけていきたい」と

いう。

ハード面では米軍泡瀬ゴルフ場返還跡地に全大候型の体育館(サブアリーナ)の建設が決まっている。

ソフト面では、働き盛り世代の健康改善のため、商工会を通した職場での健康づくり呼び掛け、村の保健師による自治会での出前講座、企業や団体と連携した健康特産品づくりなどを計画している。

村として全庁体制で取り組むため、企画振興課に担当職員を配置、係長以上でつくる「健康づくり連絡会」もつくった。

「村の先輩たちは若いころ、食事が質素で車もなく、日常生活で鍛えられてきたから長寿だった。いま、環境は全然違う。私たちは自分たちのことを真剣に考えなければならない」 (奥間さん)

新垣村長は「時間はかかると思うが、長期ビジョンで、今、できることをしていきたい」と意気込みを語った。

 

2014年 6月 1日  沖縄タイムス

【久米島】JAおきなわ青壮年部南部地区「久米島トラック市」が5月28日、JAおきなわ久米島店前で行われ、地域住民が新鮮で格安の野菜を買い求めにぎわった。

TPPから沖縄の農業を守るため町民の理解と、久米島の青壮年部との交流を通しての農業を活性化しようと取り組んだ。南部地区10支店から25品目、約180キログラムのゴーヤー、トマトなどの野菜を1袋100円で販売した。

同青壮年部副委員長の真境名一夫さん、同久米島青壮年部の大城佳典部長は「青年が元気なところをアピールしたい」と意気込んだ。

野菜をたくさん買い込んだ国吉佳代さんは「格安で、子どもたちの弁当作りに助かる」と喜んだ。

(比嘉正明通信員)

 

2014年 6月 1日  沖縄タイムス

カレー・漬物・おから料理も

お湯や水を注ぐだけで作れるフリーズドライ食品が増えている。みそ汁やおかゆといった定番以外にもカレーや丼物、シチューにおから料理、漬物と多彩だ。単身世帯や多忙な共働き夫婦の増加を背景に、手軽に調理できる利便性が人気を集めている。

 

単身・共働き世帯に人気

「商品の種類が多いのでびっくり。便利でおいしいので重宝しています」。兵庫県内に住む50歳代の女性は毎日、弁当と一緒にフリーズドライのみそ汁を職場に持参し、昼食時に異なる種類の味を楽しんでいる。

フリーズドライは、料理を真空状態で急速に凍らせて水分だけを蒸発させる製法。高温で乾燥しないので風味や栄養素が損なわれにくい。常温で長期保存ができて軽く、携行食に最適だ。国内の食品メーカーは1960年代に導入し、幅広いインスタント食品に活用ししている。

 

選べるみそ汁

フリーズドライ食品で国内シェア首位の天野実業(広島県福山市)は200種以上の品ぞろえを誇る。おなじみのみそ汁に加え、ご飯向けに親子丼、中華丼といった丼物のもとや本格派カレーを用意。リゾットやシチュー、ポタージュなどもそろえている。減塩タイプもある。

2013年3月に東京・丸の内の商業施設内にオープンさせたアンテナショップ「アマノ フリーズドライステーション」では「選べるみそ汁」を限定販売。6種類ずつあるみそ、具材から好みのものを選んでオリジナルのみそ汁を楽しめる。

マーケティング部の担当者は「食生活や好みの多様化に応じて、品ぞろえを広げたのが人気の秘密。1世帯当たりの人数が減り、少量を手早く調理したいというニーズの高まりが背景にある」と指摘する。

同社の調査によると、全国主要スーパーのフリーズドライみそ汁の売り上げは13年で08年の3倍以上に伸びた。

 

拡大する市場

70年に発売した「さけ茶づけ」で初めてフリーズドライ製法を取り入れた永谷園はことし2月、おからを使った「卯の花」や「舞茸と小松菜の白和え」を発表した。水で戻せて「手間なくおかずを増やせる」と高齢者層に好評だ。マツタケなどの吸い物もそろえた。

京都市の漬物店「京都 森乃家」は4年前から、地元の京野菜で作ったフリーズドライの漬物「菜乾」を販売している。水を加えて混ぜると完成。「聖護院大根刻みたくあん」「賀茂なすしば漬け」など10種類以上ある。常温で180日保存できて、常備食としていつでも食べたい分だけ戻せる。海外旅行などの携行食としても人気だ。

フリーズドライ食品は贈答用や災害時の保存食、介護向けなどにも用途が広がっており、市場は一段と拡大しそうだ。

 

2014年 6月 1日  沖縄タイムス

 

 

 

地元素材で食育みそ汁 

商工会女性部の活動第1弾

宜野座 松田小6年生17人

【宜野座】村商工会女性部(真栄田絵麻部長)のメンバー5人と松田小学校(伊波和子校長)の6年生17人が26日、同校で村産のトウガンと長ネギなどを使ったみそ汁作りに挑戦した。

昨年10月に創設された女性部による始めての活動で、「食育みそ汁いっぱい運動」として、今後も村内の小学校でみそ汁作り実習を実施していくという。

児童が挑戦したのは、全児童105人と先生を合わせた約120人分のみそ汁。かつお節からだしを取ったり、野菜や豆腐の切り方など手分けしながら臨んだが悪戦苦闘。真栄田部長の手作りみそを味見しながら溶かし、みそ汁を完成させた。

當眞嗣恩(しおん)君(11)は「ネギや豆腐を切った。5年生の時にも作ったことがあって簡単だった。みんなも上手で楽しかった」と笑顔。

宮城佳乃さん(11)は「みその加減が難しかったけど、最初から最後まで作ることができていい経験になった。シブイ(トウガン)と豆腐がおいしい。シブイは嫌いだったけど好きになった」と満足そうだった。

真栄田部長部は「産地池消を伝えていくのは子どもたち。

次はみそ造りなどもやっていきたい」と意気込んだ。

 

2014年 6月 1日 沖縄タイムス

 

 

 

【神戸】生活協同組合コープこうべ(神戸市)は夕食向けに食材セットを宅配する事業に乗り出す。主菜と副菜を1品ずつ作れるよう、下ごしらえ済みの食材を調味料とともに契約家庭にとどける。

平日に週3日以上の利用が条件となる。忙しくても料理は自分でしたいという共働き世帯や、高齢者などの需要を取り込む。3年後に供給高(売上高)13億円の事業に育てる。

サービス名は「まいてーぶる」。カット済みの野菜と冷蔵の肉や魚介類をセットで届ける。調味料もセットにし、約30分で主菜と副菜を調理できる。メニューは栄養士が考案し、カタログにレシピを掲載する。価格は2人前で1回1188円、3人前で1782円。配送は無料で、保冷剤入りの容器で届ける。

注文はインターネットを通じてのみ。5月中旬から兵庫県尼崎市で試行を始めた。8月に同県伊丹市にも広げる。初年度は1日1200セット、供給高1億4000万円を見込む。対象エリアを段階的に広げ、3年後は同4500セット、供給高を13億円に拡大する。

コープこうべは現在、高齢者向けに弁当の宅配事業を手がけている。

 

2014年  6月  1日  沖縄タイムス