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2013年2月

県産品 中国販拡へ提言

地域絞った販促■ネットより実店舗販売

県産品の中国市場での販路拡大には

「流通が確立されている地域を絞ったマーケティングを」

「観光と連携したブランド化」「ネット販売は高リスクで、実店舗が効果的」。

県が中国で実施した県産品販路拡大調査報告でこんな提言がまとまった。

2012年度に上海などの3都市で実施したテストマーケティング調査では

いずれの都市で約5割超が沖縄を「知らない」または

「名前を聞いたことがあるが、よく分からない」と回答し、

認知度の低さも鮮明になった。

調査は、県産品中国市場調査拡大戦略構築事業(10~12年)の一環。

上海の久光百貨店での消費者アンケート(201人回答)では、

沖縄について「知らない」「名前を聞いたことがあるが、よく分からない」が

合わせて70%と認知度は低迷。

北京のイトーヨーカ堂(235人回答)でも57%、

深センの高級ショッピングモール内のスーパーOle(154人回答)も

58%と認知度の低さが際だった。

こうした結果を踏まえ、沖縄物産の中国市場進出にあたっての戦略提言として

①「他の商品や素材、ブランドをのコラボレーションによる販売促進」

②「狙うべきマーケットは流通が確立されている経済的発展都市(上海・深セン・北京)」

③「代理店同士の価格競争の回避」「観光と連携したブランド化」

④「流通はEコマースではなく、実店舗を中心」を挙げた。

提言①は素材単体だけではなく、例えば「塩」「もずく」「黒糖」などを

スープの具材セットにして販売する方法など、

食材を組み合わせた提案型の商品づくりを挙げた。

提言②は、流通の仕組みがすでに確立している経済発展都市での

地域のマーケットとして絞ることを提起。

「商品の安定供給」を前提に、戦略商品を絞り、

一過性のイベントだけでなく、

店頭での長期的な試食販売など自ら販売を手掛ける

地道な取り組みが必要とした。

提言③④では、自然や食文化ろ沖縄物産を連動させた

ブランド化や、インターネット販売へのコストをかけるのではなく、

実際に店舗での販売・普及を手掛けることが重要とした。

 
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渡嘉敷産一堂に古賀さん村長賞
 
【渡嘉敷】村内の農産物や加工品、
手工芸品などを一堂に集めた産業展示会(主催・村)が
このほど、渡嘉敷港旅客待合所で開かれた。
約70品が出品され、村長賞などで8人が表彰された。
開会式で座間味昌茂村長は
「島の特産品として有望な出展物がそろった。これからの開発にも機体が高まる」とあいさつした。
JA渡嘉敷支店長賞に選ばれた金城清二郎さんは
「今回の冬野菜は天候に恵まれ豊作だった」と喜んだ。
そのほかの受賞者は次の通り。(敬称略)
▽村長賞 古賀静子 ▽議長賞 外山英一郎
▽農業委員会長賞 金城節子
▽奨励賞 金城淳夫、金城直美、赤嶺登代、シーフレンド
 
 
平成25年2月26日 沖縄タイムス
 
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いえじま小麦で観光誘客

全粒粉ビスコッティ・そば開発

香り・少量生産魅力に
 
伊江島で小麦粉を使った地域おこしが始まっている。
「いえじま小麦」と銘打って観光客を呼び込もうと、
島内で観光業を営むタマレンタ企画がホテルコスタビスタ沖縄(北中城村)と共同で、伊江島そばや全粒粉ビスコッティなどを開発。
伊江村小麦生産事業組合(新城良和組合会長)や加工業者と連携して、6月から島内での本格販売に乗り出す。
収穫の少なさを逆手にとって「島に来ないと味わえない」とアピールし、誘客の呼び水にする考えだ。
 
タマレンタ企画が、県産業振興公社の中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業を受託。
25日までに、菜の花の若葉を練り込んだマーナパン、全粒粉ビスコッティ、全粒粉を配合した伊江島そばの3品が完成した。
伊江島は小麦の一大産地として知られていたが、葉タバコやサトウキビへの転作奨励が進み、生産は衰退していた。
在来品種があり、個性的な粗さや高い香り、栄養価の高さは魅力で、タマレンタ企画のの玉城堅徳社長は「観光の土産にも使えるので、農家に小麦を作ってほしいと要望した」という。
昨年9月に農家16戸でつくる同組合が立ち上がり、EMを活用した有機栽培に取り組んでいる。
作付面積は約10万平方㍍で、3~5月に30~35㌧が収穫できる見込み。
1人当たり200~250㌘で料理すると4万食ほどしかない。
生産量はまさ少ないが、「島に行けば食べられる」という珍しさを売りに、観光客の呼び込みを図る。
今後、島内でいえじま小麦を買い求めた客に会員証を発行し、島外への発送は会員のみに限定するなど付加価値を高める仕組みをつくる。
玉城社長は「民泊で訪れる子どもたちは年間約5万人。滞在中に1食はいえじまも麦を使ったものを食べてもらいたい」と語った。
 
 
 
平成25年2月26日 沖縄タイムス
 
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食育 受験にもプラス

北中城中 集中力アップ学ぶ

【北中城】村立北中城中学校(下地宏邦校長)で村立学校給食共同調理場と連携した家庭科授業が行われている。
村内ではもともと地元で採れた農水産物を学校給食に活用するなど地産地消が根付いているが、生徒たちが授業で調理実習や献立考案に取り組むなど、通常の授業でも「食育」が進んでいる。
調理師らが特別授業
北中城小学校栄養教諭の松田優子さんは8日、進学を控えた中学3年生に、集中力を高める食事の取り方や朝ご飯の役割を説く特別授業を行った。
松田さんは咀嚼の重要性を強調。「一口20回以上かむことで、消化を助け、脳の働きを活発にして、集中力を高める」と話した。
上門明浩君は「とても勉強になった。受験に向けて正しい食事の取り方を実践した」と感謝した。
1年生のクラスでは調理実習を実施。給食担当の調理師も授業に参加し、包丁の持ち方から、7種類のキュウリの切り方などを学んだ。
同校家庭科教論の具志堅sんは「プロが入ると、子どもたちの刺激や関心が違う」と目を見張る。
具志堅さんは栄養素を学ぶ授業で、生徒から献立を募集。
エネルギー830㌔カロリー、1食250円以内などの基準を基に生徒たちが考えた献立を、栄養教諭の松田さんが精査し、実際の給食に取り入れている。
松田さんは「食育実習の効果はすぐ表れないが積み重ねが大切。将来、思い出すように基礎を伝えたい」と話した。
 
平成25年2月10日 沖縄タイムス
 
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おおぎみシーちゃん誕生 シークヮーサーPR
「おばぁ」3人も大使
【大宜味】村と村特産品のシークヮーサーをPRするキャラクター「おおぎみシーちゃん」とシークヮーサー特別広報大使「シークヮーサーおばぁ」が誕生し、このほど、村産業まつりでお披露目された。
シーちゃんは、大宜味中学校の宮城梨七さん(1年)が考えたデザインをベースに、愛称は大宜味小学校1年生の山川ひなたさんの「Cーちゃん」と辺土名高校1年の徳永陽大君の「Cちゃん」を基に生まれた。
おばぁは以前のPRイベントで活躍した奥島菊江さん(85)、平良澄子さん(95)、仲井間幸子さん(83)の3人を、村が広報大使に任命。
1年間、イベントなどでシークヮーサーをPRしていく。
愛称に選ばれた山川さんは「シークヮーサーの《シー》とビタミンCの意味を込めて考えた。選ばれてうれしかったし、キャラクターもかわいかった」と笑顔で話した。
 
平成25年2月10日 沖縄タイムス
 
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糸満の電照菊植え付け体験 市内外20人参加
 
【糸満】電照菊の植え付けや出荷などを体験的に学ぶ事業が1月26日、市新垣の畑であった。
沖縄南部広域観光協会が主催。市内外から参加した約20人が土づくりや苗の生育、植え付け体験、出荷までの工程を学んだ。
民泊を行っている當山清秀さん(40)は市が菊の出荷量が県内第2位だと知り、「地元に誇れる産業があること、農家の苦労など知ることがきた。参加して良かった」と話した。
親子で参加した幸田章吾君(10)玉城小4年は、東日本大震災の影響で茨城県から南城市に移住し6ヶ月。「電照菊を見てきれいだと思っていたけど、栽培や出荷を体験し生産者の苦労が分かった。苗をもらったので、頑張ってきれいに咲かせたい」と話した。
 
平成25年2月10日 沖縄タイムス
 
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イモゾウムシ根絶検討会
【久米島】島内でイモ類に寄生する移動規制害虫のアリモドキゾウムシの根絶が確認された中、残るイモゾウムシの根絶を目指した「イモゾウムシ根絶に係る光とトラップの検討会」が1月31日、町具志川農村環境改善センターで開かれた。
島内からイモの県外出荷の解禁には、イモゾウムシの根絶が不可欠となっている。
検討会には、岡山大学大学院環境生命科学研究科宮竹貴久教授をプロジェクトリーダーに、農水省や横浜植物防疫所調査研究部など10機関20人が出席し、実用開発された紫外領域波長のLED(UV-LED)光トラップが披露された。
宮竹教授は「イモゾウムシではフェロモンが見つからず、発生の有無や防除効果の確認が困難であることから、有効なトラップの開発が望まれていた。開発したLED光トラップは電球120個を使用、色の変化うあ光の角度調整も現場でできる」などと説明した。
今後、イモゾウムシの習性を踏まえ、効果的な設置を検討し本格的に活用していく。
 
平成25年2月9日 沖縄タイムス
 
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ナマコ漁制限 住民もダメ?

「地元の資源なのに・・・」

県内26漁場の各漁業協同組合にナマコの漁業権が与えられる見通しとなった背景には、ここ数年深刻化しているナマコの乱獲がある。

ナマコの漁業権を求めてきた漁業関係者は今回の県の対応を「乱獲には歯止めがかかる」と歓迎する。

一方、水産業に詳しい識者は、漁業者以外の地元住民がナマコを採ることも制限される恐れもあると指摘。

県は今後、公聴会を開き、関係者の意見を聴取する。

専門家「バランス課題」

ナマコの生態は解明されていない部分が多く、県内漁場での漁獲量や減少量など詳細なデータはないものの、漁業関係者らは「目視でも明らかに激減しているのが分かる」と口をそろえる。

乱獲の背景には、中国での急激な需要の高まりがある。

バイカナマコやクリイロナマコなどは高級食材として高値で取引され、県内ではこれまで注目されていなかったナマコの商品価値が急上昇している。

中国業者の注文を受けた個人や事業者などが大量に採っている実態があり、漁業関係者は「漁民以外は採り放題で、一般と漁民の区別もつかないほどだ」と漏らし、ナマコの漁業権設定で「適正に制限されれば漁民にとってもありがたい」と期待している。

県水産課の担当者は「地元住民が採る分には問題ないが、外部から来て短期間に大量に採っていく実態があり、数が激減している」と危機感を募らす。

一方、すでに漁業権があるシャコガイは、地元住民が昔から食材として使っているため、地元漁協が地元住民による採取を容認している事例がある。

同課の担当者は「激減しているのでむやみに採ることはできないが、漁協も地元社会の一員なので、地元住民の理解を得ながら対応してほしい」と要望する。

沖縄大学法経学部の上田不二男名誉教授(水産学)は「沖縄では海はみんなのものという考えが根付いており、漁業権による規制と地元住民の利用のバランスが課題となる」と指摘。

その上で、ナマコの減少は深刻で資源管理を迅速に進めることの重要性も強調した。

 

 

平成25年2月6日 沖縄タイムス
 
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甘~いニンジンいっぱい

糸満・喜屋武400人が収穫満喫

 
【糸満】県内一のニンジン生産量を誇る市喜屋武地域で1日、
糸満産ニンジン「美らキャロット」の収穫祭があり、
市内外の保育園児や小学生、お年寄りら400人余が収穫を楽しんだ。
市農業戦略産地連絡協議会(花城宗順会長)などが
産地力強化と消費拡大、食育を目的に開催した。
美らキャロットで作ったジュースや天ぷら、ムーチーパンなどの
試飲・試食会もあり、子どもたちは笑顔で舌鼓を打った。
みなみ保育園の友達と一緒に「たくさん採れた」と大はしゃぎの翁長楽君(5)は
「初めてだし、楽しい。お母さんに全部あげて、カレー作りたい」と笑顔を見せた。
県のニンジン拠点産地に認定されている市では特産のニンジンを
「美らキャロット」としてブランド化。
JA糸満支店によると、糖度は9~12度で、スイカなどの甘さに近いのが特徴。
今期生産量は500~600㌧を見込んでいる。
 
平成25年2月3日 沖縄タイムス
 
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大谷ドーナツ誕生

国頭 イノブタで「二刀流丼」

 
【国頭】プロ野球日本ハムの2軍キャンプが始まった1日、
村半地のくにがみ球場前の出店に、期待のルーキー大谷翔平選手を追いかける報道陣やファンへの村特産品PRと「大谷フィーバー」の盛り上げを狙った商品が登場した。
例年は紅白戦時のみの営業だった出店が初日からオープン。
村認定スイーツの「クニガミドーナツ」を作る生産組合は、北部地域に在来するかんきつ類のユウクンブを使用したドーナツを限定生産。
1、2の両日、大谷投手の背番号11に合わせて1個110円、11個1100円で販売した。
紅白戦がある17日にも販売する。
同組合の宮里辰子さんは「大谷投手が来るから何とか盛り上げたかった。今後の特産品を使った商品を考えていきたい」と意気込む。
村観光物産も1、2の2日間、「道の駅」ゆいゆい国頭で提供しているイノブタ丼を「二刀流丼」(800円)として販売。
イノシシと豚を掛け合わせたイノブタを、投手と野手の二刀流に挑む大谷投手に見立て、大谷選手の160㌔の急速がミットに納まる「ドン」という音と「丼」をかけた自信作だ。
同社の田場聡統括は「イノシシと豚のよさを出し、二刀流で成功したイノブタのように大谷選手も成功してほしい」とエールを送った。
3日には、球場前のブースに国頭漁協が出店。
村は4日以降も出店を検討中で、日ハムキャンプを村全体で盛り上げていく予定だ。
村企画商工観光課の知花靖課長補佐は「これまでにない人数のファンや報道陣が村に来ており、村内に宿泊する人も増えている。全国でほとんど知られていない国頭村の知名度アップになる」と期待した。
 
 
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県産ソバ1等級目指す
県連絡協、検査導入へ
 
【大宜味】県産ソバの品質保証や生産意欲の向上などを目指し、
品質などから実を規格分けする農産物検査制度の導入を目指す取り組みが始まっている。
1月28日、県畑作物連絡協議会が農産物検査法についてのセミナーを村喜如嘉の村農村環境改善センターで開き、関係者らが法制度や検査の仕組みを学んだ。
同協議会は県内のソバや麦、大豆などの穀物類の普及や品質向上を目指して、村蕎麦生産組合らで組織。
県内では、これまで米のみで実施されていた農作物検査を、ソバや大豆のどでも実施し、品質向上などを図り、自給率向上を目指している。
現在は検査員の育成と、検査機関の登録を進めており、早ければ2月に登録を終え、5月収穫分のソバjから検査を実施できるという。
セミナーでは沖縄総合事務局農林水産部の細山田守生企画指導官が制度や検査の効果などを紹介。
流通面でのメリットのほか、品質区分を基準とする戸別所得保障制度も紹介し、生産意欲や収入の安定につながることなどを説明した。
村蕎麦生産組合の会長も務める同協議会の平良幸太郎会長は「検査を導入することで農家にも張り合いが出てくる。1等級を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
 
 
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国・地域色生きる職人芸
APOC沖縄国際洋蘭博「ディスプレー審査部門」
 
今回はアジア太平洋蘭会議・蘭展および沖縄国際洋蘭博覧会の見どころの一つである
ディスプレー審査部門を紹介します。
ディスプレー審査部門には、日本、東南アジア、南アジア、南米など10の国と地域から43団体が出展しており、
それぞれの国と地域のランや素材を生かした特色のある景色が表現されています。
巨大な流木や枯れ木、観葉植物、芝生、コケ、石などの身近な天然素材とランとを見事に調和させ、ランの美しさを引き立てる技は、まさに職人芸と呼べるでしょう。
ディスプレーにはそれぞれテーマが設けられており、地球環境や自然との共生、ランの魅力や優雅さを表現するものなど、多彩な作品が展示されています。
今回、APOCディスプレーグランプリには賞金100万円が贈られました。
豪華なランで彩られたディスプレーに圧倒されるはずです。
ぜひ、この機会に迫力のある美と技の競演をご覧ください。(沖縄美ら島財団植物管理チーム・島袋林博)
 
 
平成25年2月3日 沖縄タイムス
 
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地域自慢の食に笑顔

嘉手納で産業まつり

【嘉手納】町産業まつり(主催・同実行委員会)が1月26日。27日の両日、
道の駅かでなであり、地元住民や観光客で、にぎわった。
町内飲食店ブースのほか自動車販売の車両展示、農家による野菜の展示即売も人気を集めた。
町出身で沖縄市から訪れた比嘉和子さん(54)は「やっぱり嘉手納といえば野國いもですね」と古里自慢の味に満足げ。
町屋良の屋良みゆきさん(41)は「楽しくて2日とも来た」と笑顔。
特別出展の群馬県みなかわ町のうどんを味わった息子の朝哉君(6)は「つるつるして、おいしい」とスープまで飲み干した。
出店側も商売の絶好機に活気づいた。
農家の古謝博さん(62)は「トマトはこの日のために取り置き準備していた。売れ行きもいい」と声を弾ませた。
 
平成25年2月2日 沖縄タイムス
 
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