直売所~ホテル 空き荷台活用
新聞配達車が野菜を運ぶ。
タイムス発送(浦添市)が21日から、農産物直売所からホテルに野菜を直送する新しい事業を始めた。
朝刊を配送した帰りの空になった荷台を活用し、商圏を広げたい直売所と、県産食材を使いたいホテルの橋渡し役を務める。
県農林水産部の「直売所を核とした県産食材消費拡大事業」の一環。
県産食材をホテルに宿泊する観光客にも食べてもらい消費拡大を狙う。
南城市の高原の駅なんじょうと那覇市のリーガロイヤルグラン沖縄を結ぶ。
新聞配送車は朝刊うぃ各販売所に届けた後、午前4時ごろ直売所で野菜を集荷し、同5時ごろホテルに納品する。
ホテルは直売所に食材費を、直売所はタイムス発送に配送手数料として売り上げの20%を支払う。
当分は週3回で配送し、頻度やコースの増加を目指す。
直売所とホテルを対象としたアンケートによると、直売所は「ホテルは敷居が高くて納品しづらい」、
ホテル側は「県産食材を仕入れたいが供給が不安定」との課題がわかった。
同事業では、直売所が1週間の予定品目・収穫量を報告したり、
ホテルが品目や量を注文したりするなど食材の供給過不足の解消にも取り組む。
買い手が決まっていれば農家も増産しやすくなるという。
平成24年11月25日 沖縄タイムス
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島尻特支の産物初の「市」
【八重瀬】町友寄の島尻特別支援学校(大城徹彦校長)は9日、作業学習の一環として、
高等部と中等部の生徒たちが生産した産物を販売する「島特市」を初めて開催した。
野菜などの特産物や木工・陶芸などの工芸品など幅広い品揃え。
生徒たちは元気よく来場者に接客していた。
同校の生産物販売はこれまで、学習発表会と合わせて行われていたが、ことしから独立した。
開会式で高等部3年の城間幸太君、中学部3年の平良奈央也君が代表してあいさつ。
それぞれの部で取り組んだ商品を紹介し、「暑い日も寒い日も力いっぱい頑張ってきました。ぜひ心を込めた製品を買ってください」と呼び掛けた。
大城校長は「将来的には島特デパートとして、規模を拡大していけたら」と期待した。
平成24年11月21日 沖縄タイムス
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