特集
- 大城達雄さん
基本情報 | |
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名前 | 大城達雄さん |
場所 | 豊見城市 |
作物 | ウンチェー(サラダえんさい) |
農家歴 | 20年ほど |
今回は、沖縄の強い日差しにも負けない葉野菜ウンチェーを育てる農家さんの紹介です。
ウンチェーはシャキシャキとした食感でくせがなく、茎の芯が空洞になっているのが特徴で、空芯菜やエンサイと呼ばれています。
ウンチェーは沖縄で古くから栽培されてきた伝統的な葉野菜。
以前は水田などで育てられていましたが、現在は畑で育てられることが多いそうです。
夏の沖縄は葉野菜の収穫が少ないのですが、ウンチェーはその時期でも暑さに強く日差しを受けてぐんぐん育つ元気な葉野菜です。
※このウンチェーはイオン・マックスバリュ各店舗で販売しています。
(一部店舗を除く)
- 暑さに負けない強い葉野菜
- 一株から何回も収穫できます
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ウンチェーは4月中旬ごろから種をまきます。
それから約1ヶ月ほどすると40~50センチほどまで生長すると収穫をします。
5月から11月ごろまで収穫をすることができます。またウンチェーは、一株から何回も収穫が可能。
5月に一回目の収穫をするとき、根ごと引き抜くのではなく、茎から切ります。そうするとまたその切り口から茎が生長し、2度目の収穫をすることができます。こうして一株から7~8回収穫を行うことができる生命力の強い野菜です。
- 高温多湿を好む
沖縄での生育にぴったりの野菜 -
ウンチェーは日当たりの良い場所で、高温の環境を好みます。
また乾燥が苦手なので水分を十分にあたえることが大事。毎日の水かけは十分に行います。
生命力の強い丈夫なウンチェーが、より美味しいウンチェーになるように、毎日暑い日差しの中で農家さんは雑草を除去したり、水かけを行っています。
- しゃきしゃきでアクがない美味しい野菜
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ウンチェーは茎が空洞になっているので、その分しゃきしゃきとした食感が特徴。
炒め物にぴったりなので、チャンプルーなど沖縄の定番料理でも大活躍です。
また葉は柔らかく、アクもほとんどないので、下茹でせずそのまま味噌汁にいれても、手軽で美味しいそうです。
生命力の強いウンチェーをもっとたくさん食べて、元気に過ごしましょう。
- ウンチェーMEMO
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方言名:ウンチェー
和名:ようさい
別名:えんさい、くうしんさい
生産地:豊見城市
収穫時期:4月~11月頃まで
保存方法:傷みやすいのですぐに調理するのがよいですが、保存する場合は、湿らせた新聞紙などに包んで冷蔵庫に。その時に立てた状態(自然に生えている状態)で保存した方が長持ちします。
食べ方:炒め物や、さっと茹でて、シーチキンをいれオリーブオイルをさっとかけまわして美味しくいただけます。
夏は野菜が少なくなりがちな沖縄で、いつも栄養たっぷりの野菜を食卓に出したいママにとってウンチェーは強い見方です。
ウンチェーは暑い夏にもぐんぐん育ち、一つの苗から何回も収穫できる生命力の強い野菜。たくさんウンチェーを食べて元気に過ごして下さい。
取材日:2012.08.07