特集
- 大城 守さん
基本情報 | |
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名前 | 大城 守さん |
場所 | 今帰仁村 |
作物 | スイカ |
農家歴 | 5年 |
今回訪れたのはスイカの拠点産地の今帰仁村。
夏の果物といえばやっぱりスイカ!暑さに強くさわやかな甘さが特徴の「豪夏(ごうか)」を作っているスイカ農家さんの紹介です。
今帰仁村はスイカの拠点産地です。
おいしいスイカを安定供給するため、病気を防ぐ土作りを徹底するなど地域全体で取り組んでいます。広大な畑で一つ一つスイカが完熟しているかを確認管理しています。
出荷の際は、一つ一つスイカを手でたたいて食べごろかを見極めます。お盆の時期は約2万個を出荷。みなさんにおいしいすいかを食べていただけるよう日々頑張っています。
※このスイカはイオン・マックスバリュ各店舗で販売しています。
(一部店舗を除く)
- 大きくてまんまるとしたスイカ
- かぼちゃの苗とともに
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右の写真はスイカの芽。発芽してから1週間ほどしたものです。灰を焼いたものの上に発芽させます。ハウスに生えていた立派な葉から想像できないくらいかわいい双葉。
この双葉の状態からさらに3週間ほどするとかぼちゃの苗と接木をします。かぼちゃと土台にしてその上にスイカの苗を接ぐ形になります。スイカの苗の良い部分とかぼちゃの苗の良い部分が合わさってより強い苗になるのです。そうしてスイカは強く成長していきます。季節によりかんぴょうを土台にしたりと各時期に適した方法で育てています。
また苗から伸びる枝を3本までとし、他の枝は切り落とします。枝を増やさないことで栄養分がいきわたるようになります。夏の時期はどんどん成長していくので枝の管理は大変ですが、おいしいスイカをつくる上ではとても重要です。
- 花が咲くと交配の時期
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スイカの花は黄色くて小さくかわいい花。この花が咲くと交配が始まります。
おしべとめしべを農家さんがひとつひとつ手で交配させるのでこの時期は特に根気のいる作業が続きます。
受粉させ実がつきスイカの直径が15cm程度まで育つと丸々と形良く丈夫に育っているもの以外は切り落とします。そうすることによって苗から効率よく栄養分が実にいきわたり大きくまんまるとしたスイカになるのです。
- スイカ栽培に適した畑
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大城さんの畑には、何棟ものスイカのハウスが広がります。
スイカは通年栽培されますが、水はけが良い土壌がスイカ栽培には適しています。ハウスの中に入ると土は本当にさらさらで乾燥しすぎていないか心配になりましたが、濃い緑色のスイカの葉はしっかりとしていて立派に生えていました。
中心からハウスの外側にむけて苗の葉は伸びていきますが、ハウスの外側に行けばいくほど水分を与えたり減らしたりの調整がしやすいそう。右の写真でいうとハウスの左右にスイカがなっています。
- おいしいスイカの見分け方
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丸々として大きく、スイカの模様がはっきりしているもの。叩くと高い金属音のような音がするもの。低く鈍い音がするものは×。
また、種が黒いものは甘いスイカのサイン。カットスイカを選ぶ場合は要チェックですよ。
また、茎を切った断面が白くなっているのも熟んでいるサイン。この断面を確認しながら出荷時期を決めています。
今帰仁のスイカの糖度は高く、とても甘くて美味しいと評判です。
店等では1玉から少量をお買い求めのお客様に合わせカットスイカも販売しています。
取材日:2012.05.02