特集
ピーポーリスト
明るいカラフルな色彩で、生命力豊かな風物を描く池城さん。
その沖縄らしさがあふれ出る絵を、一度はみたことが有る人も多いはず。ライブで絵を描くアートイベントも積極的に行っている池城さんに、前日に描き終えたばかりのアウトレットモールあしびなー「c&b pokafe」の店内でお話を伺いました。
- -ご出身はコザと伺っています。小さいころから沖縄料理には親しんでいらっしゃいました?
はい、家で栽培したゴーヤーとかよく食べてました。家族でよく沖縄料理を食べてましたね。
- -その中で一番すきな沖縄料理というと何になりますか?
私は豆類が好きなので、ジーマーミ料理とかですね。
本土で2年間暮らしていたことがあって、そのときに沖縄料理をやっぱり食べたくなって。地元の味がたまに恋しくなったときに、自分でピーナッツを買って、ジーマーミ豆腐を作ったりしてました。
- -ジーマーミ豆腐は結構手間が掛かると思うのですが…
あ、でもそんなに。(笑) ミキサーでくだいて、そんなに大変ではないんです。作り置きをしたりとかしてました。
あと、沖縄そばの麺を打って、アーサを練りこんだり、ヨモギ練りこんだり。
- -沖縄そばもそば打ちから作られるんですか?
はい。で、それで東京にいくことがあるので、みんなでそばパーティーとかしたりして。(笑)
- -それはとても本格的ですね。
どこに行っても地元の味を食べられる、っていうものを身につけたくって、ちょこっとだけ料理学校にかよったりもしました。
- -お料理は普段から良く作られるんでしょうか?
今は東京にもよく行くんですけど、本土に行ったときのほうがよく作ってますねえ。よく見てますよ「おきレシ」。(笑)
- -ありがとうございます!
やっぱり、なんだろう…。地元にいるよりも県外にいったときに良く見てしまいます。
沖縄料理がちょっと恋しくなったときに、作ったりしています。
- -そうですね、「おきレシ」には沖縄ならではのレシピがあるので
はい、モズクの天ぷらとかも良くつくります。モズクが安いときは、よく島にいったら500円とかで売っているので。
ああゆうときに味付けしてない生のモズクを買って、それで天ぷらとかも良くしてます。モズクをそうめん代わりにして食べたりとか、めんつゆで。
ちょっとアレンジして、たこ焼きとかお好み焼きとかにもモズクを入れたりします。
よく沖縄料理のパーティーをみんなでしているので、いろいろアレンジしたりしています。
- -それは本土に行かれたときでしょうか?
はい、沖縄の友達が集まって。離れると沖縄料理が食べたくなるので。
常に沖縄が身近にある感じ。沖縄にいるときはどこでも食べられたりするので…。
- -野菜類でお好きなものはありますか?
野菜は、普通にゴーヤーチャンプルーを良く食べています。 最近ゴーヤー高いんですよねえ。
- -今年は台風の影響が大きいですね。やっと値段も落ち着いてきたようです。
家で育ててたのも、あともう少しで大きくなるっていうのが台風で飛んじゃってて、すごいショックだったんです。
- -もしよければ簡単にできる。 アレンジレシピを教えていただけますか?
私がゴーヤーチャンプルーを作るときは、よくおろししょうがと、おろしニンニクをちょっと入れたりします。
で、サンドイッチにしたりとか。それを朝食べたりしていますね。そしたら野菜もとれるし。ボリュームもあるし。
ゴーヤーと豚肉をちょっと。あと卵でとじて。これはよく妹が作ってくれてたレシピなんです。
※ゴーヤーサンドのレシピはこちら
- -小さい頃の思い出の味というものがあれば教えてください。
はい、私の母がつくる、沖縄そばです。
三枚肉をずーっと煮込むんですけど、だしも家の味があって、すごく美味しいんです。母は麺は作らなかったんですけど、だしはよく作ってて、私はまだその味がだせないんです。
- -教えてもらわれたんですか?
まだ教えてもらってないです。(笑)
- -それは是非教えてもらわないといけないですね(笑)。
それにしても、ジーマーミ豆腐とかそば打ちとかお料理のレベルが高いと思うのですが。 他の料理は作れないんですけど。(笑)なんでかっていうと、少し話がずれるかもしれないんですけど。
11年前にダイビングをし始めたときに、それまで沖縄の郷土のものとかそんなに、まあなんか身近にありすぎてピンと来なかったんです。
でもその海の自然を見て感動して、で、音楽も食べ物も、全部誇りに思ったんです。言葉も。沖縄ってなんて素晴らしいところに居るんだろうって。それから、ちょっとずつ沖縄の伝統のものを身につけたいと思って。
それからですね、郷土料理を習いたくって、料理学校に行って、ちょっとアレンジしたものを習ったり。そしたら自分が違う場所にいても、なんか、常に沖縄に包まれてる感じで。
今身につけてるアクセサリーも沖縄のものなんですが、常にどこにいっても、身につけてたりすると、体になんか安心が入ってくるんです。(笑)
- -本当に沖縄がお好きなんですね。
そうです。自然に教えてもらって、それですっごい誇りです。
- -池城さんの絵についてお聞きしたいのですが、創作のときのイメージは?
色は海の生き物のイメージなんです。ブダイの色ってきれいですよねウミウシとかブダイとか。。
で、枠の黒いラインは、私、本当に木が大好きなので、ガジュマルの木ってコンクリートを突き破るくらい生命力があるんですよ。そういうイメージで描いています。
自分のライブペイントとかするときはそういうイメージで描いてます。
- -ライブペイントは、枠線から入るんでしょうか?
バラバラです。色から入るときもあれば、ラインのときも。
- -イベントの時は、大きな壁面に描いていらっしゃるんですか?
ライブペイントだと、13メートル掛ける2メートルという壁面が一番大きかったですね。
これはサントリーミュージアムで描いたものです。普段よくライブで描いてるものは、2メートル四方の大きさのものが多いんです。
この大きさのものを、1時間から1時間半かけて、パフォーマンスして描くやり方と、子供たちなど一緒に参加する形のものづくりがあります。
みんながひとつひとつ描いたモチーフを、つなぎあわせてひとつのメッセージのような形のアートイベントを企画したりとかしています。
- -池城さんの絵はカラフルで、南国の雰囲気があふれ出ていますね
そういっていただけると嬉しいです。
- -モチーフはどうやって選ばれるのでしょうか?
だいたいいつも良く描くのが沖縄の植物とか、沖縄の島の自然です。海にもぐったりして、よく自然をみて、いろいろインスピレーションをもらいます。色々なものをみて、それを自分なりに言葉にして、絵として表現しています。
この絵を見た人に、言葉を感じてもらえれば良いなと。それが表現できたらと思っています。
pokke104の名前も、自分の見たもの感じたものをポケットに入れて発信できる、“ポッケに入れよ”、そして発信できるようにっていうことでの名前なんです。私が感じたものを表現して、見てる人に言葉で解読してもらえる流れができれば良いなと思っています。
カラフルなだけじゃなく、ダイナミックで躍動感にあふれた池城さんのイラスト。見る人を元気にさせるその絵の原点は、沖縄の自然そのものだったようです。
実際に描いているところを見られるライブペイントは必見。
来年にはイギリスでグループ展をおこなう話もでているそうです。
pokke104 池城由紀乃さんの公式ウェブサイトはこちらです。http://www.pokke104.com/
- ライブペイント情報
- 2011年9月24日(土) ブルーラグーンフェスタ(名護) http://bluelagoonfesta.com/
- 2011年11月23日(祝) 沖縄アウトレットモールあしびなー http://www.ashibinaa.com/
取材日:2011年8月12日
材料 2人前
ゴーヤー | 1/2本 |
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卵 | 1個 |
生姜 | 1片 |
ニンニク | 1片 |
パン | 4枚 |
バター | 適量 |
- 1.ゴーヤーは半分に切りワタをスプーンでくりぬき薄く千切りにします。苦みが苦手な人はワタを丁寧に取り薄く千切りするのがオススメ。
- 2.熱したフライパンに、ニンニクと生姜のみじん切りを入れて炒めて、ゴーヤーを入れます。 塩コショウ、醤油で味付け。(ふつうのちゃんぷるーより、ちょっと濃いめぐらいがベスト) そこに溶いた卵を入れ固めます。
- 3.パンはトーストして、バターを塗ります。
- 4.ゴーヤーとは別に豚バラ肉 を焼きます。パンに、豚バラ肉、ゴーヤ卵を挟んで出来上がり!!
- ※残ったゴーヤーの保存方法
- くり抜いた部分にクッキングペーパーを詰めて、新聞紙にくるみます。
ビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存してください。
小麦粉 | 230g |
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上白糖 | 170g |
ラード | 120g |
- 1.ボールにラードを入れ、上白糖を加えよく混ぜる。
- 2.(1)に小麦粉をふり入れ、手で混ぜ、長方形に形を整える。
- 3.150℃のオーブンで、30分焼く。
- ※ 好みでココアパウダーなど入れていろんな味を楽しむのもいいですね!
- この材料で40個ぐらいのチンスコウが作れました。焼きたての時より少し焼きたてからさました方がカリッと食感があって美味しいです。
お好みでココアパウダーを使ったり、バナナ刻んでまぜてみたり、うこんパウダーいれたりいろいろよく実験してました。