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ピーポーリスト

津波信一さんは、テレビ、映画、ラジオのパーソナリティと様々な方面で活躍されています。
今回は主宰される劇団「チームスポットジャンブル」の稽古場におじゃまして、好きな沖縄料理や思い出の味などのお話を伺いました。

－お好きな沖縄料理があったら教えていただけますか？

僕は沖縄の野菜の中ではシマナーが好きなんです。なかでもチキナーが一番好きじゃないかなと思うんです。

シーチキンと炒めたり、ホーメルのコンビーフハッシュなんかとチャンプルーにする料理が好きですね。あとはカボチャの天ぷらとかですかねー

－チキナーは小さいころからお好きだったんですか？

いえ、子供の頃は親が働いていて一人だったので、食事は簡単な缶詰も多かったですね。

ホーメルのコンビーフハッシュとかビーフシチューとか、そのままあっためて食べてたりしました。

コンビーフハッシュをそのまま卵と混ぜてたべてたりとか。

沖縄料理と言えるかわからないんですけど。（笑）

俳優　津波信一さん

－沖縄料理とはいえないかもしれませんが、沖縄ならではのお料理でしょうか

えーと、どこだっけなぁ…。ああ、やんばる食堂でコンビーフ玉子だったかなあ。メニューにあって、あれを見たときは感動しました。

ああいうのはメニューにならないと思って。（笑）
ポーク玉子っていうのも普通にメニューにありますけど、あれ、コンビーフ玉子って珍しい。

俳優　津波信一さん

－注文されたんですか？

いやあ、注文しないですよ。あれはおうちで食べるもんっていう気がするので。ポーク玉子もそうです。
あれはおうちで食べるものっていうのがあるので。

でもメニューにあるのが驚いたんですよねえ。
コンビーフおかずっていうのが進化して、首里のあやぐ食堂にありますけどね。（笑）

－食堂にはいるといつもなにを？: 鯖味噌煮とか、魚が好きなので。でも最近はチャンプルーとか食べるようにしてますね。

－それはどうしてですか？: デブだからです（笑）　。　野菜をたべないと。

－以前は野菜をあまり食べなかったんでしょうか

そうですねえ。カツ丼とか、トンカツ定食とかＡランチとか…。
最近は食べきれないですね、Ａランチの多さとか。

前はトンカツ定食とか大好きでしたけどね。
大人になってから好きになった野菜では、島ラッキョウとかもありますね。島ラッキョウのてんぷらが好きですね。

－島ラッキョウのてんぷらは人気のあるメニューですね

東京に先輩がいるんですけど、毎年かならず送ってくれって言ってきますね。上京するときに持っていくと、臭いんですけど喜ばれますねえ。味噌いためなんかも美味しいですよね。

ああ、あと津堅の人参。あれ、甘いですよね。奥さんの親が津堅出身だったもんで、商品にならない規格外の人参を、毎年時期になると１袋とかもらってくるんですよ。あれ、甘くておいしいなあって思って。シリシリにして食べてます。

俳優　津波信一さん

－沖縄の食生活も大分変わったと思うのですが、子供の頃の思い出の味というのはありますか？

ぼくらの時は、ギリギリですけどベストソーダっていうのがあったんですよ。
小学校1年くらいまであったかなあ。

それと塩せんべいがおやつだったり乾燥梅干だったり。ベストソーダは7種類くらい味がありました。
クリームソーダを良く飲んでました。なくなってしまって残念ですねえ。

－現在の普段のお食事はどういった感じですか？

こういう仕事なので不定期で、早食いなんですよ。だからゆっくり2時間半かけて食べるごはんとか苦手です。結婚式とかですね、いっぺんにバンって出てきてほしいですよね。

大人になりきってないんですね。ほんとはゆっくり食べる方がいいんでしょうけど（笑）よく噛んでゆっくり食べるっていうのができない。もうクセですよね。

食べる撮影の仕事とかあるんですけど、食べるときに物だけ撮影することがあるでしょう。で、ちょっと食べたらハイ次ってなるから、もったいないから「ああこれすいません」って食べちゃうんですよねえ。おいしかったらスタッフに分けたりして。

俳優　津波信一さん

－そういえば今までのお話でゴーヤーが一度も出てこなかったんですが、ゴーヤーは苦手でしょうか？

いえ、ここ10年ばかりは食べるようになってますけど、以前はあんまり食べなったですねー。なんでかなあ。やっぱりコントの材料というか、ゴーヤー親方とかね（笑）。コントの小道具でも良く使ってましたし。

僕の中で食材じゃなくてキャラクターでしたねえ。最近は食べてますけどね。今日も食べてきました（笑）。

－こちらは劇団の稽古場ということで、若い方が多いようですが、みなさん良く食べるんじゃないでしょうか？: そうですね。よく食べます。昔の自分を見てるようですね。ああ、昔はこうだったんだと。暴飲暴食というか（笑）。　おごったりもするので、仕事増えて収入減ったっていうのは僕だけじゃないかと（笑）。

－近々公演があるようですが劇団の5周年ですか？

8月の公演するものは、去年ラジオ沖縄さんが50周年で、何かコラボしましょうといって作った芝居なんです。

今年僕の芸能生活20周年と劇団5周年なんで去年見られなかったお客様もいて南部で公演しようと。今年は冒険しようと思って客席の多い佐敷のシュガーホールでやることにしました。

－5年間がんばって劇団をひっぱってこられたわけですね

はい、ですが、それが出来る立場にいるっていうのがありがたいと思うわけです。それは本当に大変ですけど。

私利私欲ではなくてやらなくては…。僕もなんでかというと、先輩たちがそういう風にやってくれたから、僕が今いますから。

本当にありがたいことに、場所を提供してくれたりとか、応援団にめぐまれています。やっぱりそういう方たちが20年の間にいますから。
そういうのがないと出来ないです、本当に。

－津波さん自身が今後やってみたいこと、挑戦したい夢はありますか？

映画とか作ることですかねえ。映画の脚本とか。そういう大きなことを考えたら楽しいですけどねえ。オールスターでね。

沖縄の役者のオールスターで。最近は地元のヒーローＴＶ番組ができたり、映画も撮られたりしているので、産業として映画も盛り上がればいいと思っています。

そういうところに関わっていければいいなと。沖縄から発信したいという人は多いと思うんですよ。そういうひとたちと一緒にやっていければいいですよね。