こんにちは~
ソルトマイスターの青山志穂です
みなさん、塩豚(スーチカー)はご存じですか?
沖縄の伝統的な、豚肉を塩漬けで寝かせて熟成させたお料理です。
寝かせている間に塩の作用が働いて、腐らずに肉の熟成が進み、アミノ酸などの旨み成分がたくさん出るので、安いお肉でも、すごく「じょうとうむん(上等なもの)」な味わいになるのです♪
先日、スーパーの特売で、三枚肉の塊がすごく安かったので、早速仕込んでみました
今回は2種類のお塩で仕込んで、比較しながら食べました
1つは、沖縄・久米島の海洋深層水とさとうきびの糖蜜からできた「海深ウージ塩」
こちらは、久米島産の海洋深層水でできた塩を、一旦海洋深層水で溶かして、そこにさときびの糖蜜を入れて結晶させたもの。
糖蜜が入っているだけあって、袋をあけるとふわりと黒糖の香りがします。
味はしっかりとしたしょっぱみと面の広いコクがあり、甘いソースや味付けが似合う食材(豚肉やうなぎ、サンマなど)と相性が良いので、チョイスしました
もう1つは、フランス・カマルグ地方の海水塩(完全天日塩)の「カマルグ・ペルルドセル」
こちらは、優しいしょっぱみがあり、かつ太陽をいっぱいに浴びた塩に共通する独特の酸味と、しっかりした骨太なコクがあり、豚肉の脂身と合いそうだったので、チョイスしました
どちらも甲乙つけがたいほど美味しかったのですが、
豚肉の脂身の甘味を上手に引き出したという点では、「カマルグ・ペルルドセル」
脂肪のない部分の肉の味わいが濃厚になったのは「海深ウージ塩」
という結果でした
豚肉の塊に、塩をすり込んで、ラップをして冷蔵庫で4~7日間くらい寝かせて、それを茹でるだけです
材料がシンプルなだけに、塩の果たす役割もとっても重要になります
皆さんも、お好きなお塩で挑戦してみてくださいね~★
青山志穂のブログ → http://blog.saltlabo.com
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【今回のテーマ】 塩のテイスティング&オリジナル塩麹つくり
塩の味わい方と食材との合わせ方を勉強したあと、ご自分でお好きな塩を2種類チョイスして塩麹づくりを楽しんでいただきます。
塩で変わる食材の味わいを体感してみませんか?
【日時】 2012年4月22日(日) 10:00~12:00
【場所】 沖縄県男女共同参画センターてぃるる3F 生活実習室
【持物】 筆記用具 ※塩麹をお持ち帰りいただく容器もこちらで準備いたします。
【費用】 3500円/人(材料費込)
【お申込み】 メール info@saltlabo.com までご連絡ください