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乾燥モズク給食にいかが

手軽に調理 高い栄養価
県漁連、本土3県と取引

県漁業協同組合連合会の加工業務課が

乾燥モズクの販路を広げようと、

各都道府県の学校給食会への営業に奔走している。

調理の手軽さや栄養価の高さが魅力で、

これまでに埼玉県や千葉県、宮崎県の学校給食会との

取引が成立した。

常温保存ができるため、冷蔵施設がない県内離島の

学校給食でも取り入れやすいとして、

與那覇潤課長代理は「学校給食に最適」と宣伝。

販路の開拓を勧め、学校給食向けの出荷量2㌧増を目指す。

県内のモズクの生産量は1万5千㌧ほどで、

そのほとんどが塩漬けモズクになるが、出荷量は頭打ち。

解凍したり流水で洗ったりと、調理に手間がかかる。

一方、乾燥モズクは常温保存できるため輸送に向き、

100㌘が25倍の2.5㌔グラムに膨らむ。

フコイダンが凝縮されており、効率よく摂取できるのも利点という。

同課は各都道府県の学校給食会をリストアップし、

昨年から商談を重ねている。

栄養士の推薦で採用が決まった例もあり、

県外では埼玉、宮崎、千葉の3県の学校給食会との取引が始まった。

冷蔵施設がなく生モズクが出せない県内離島にも、試験的に供給し始めている。

県の産地漁協水産物販路開拓支援事業を活用し、同課は衛生管理の徹底や

規格サイズの統一など、学校給食の厳しい納入基準を満たす製品づくりを推進している。

衛生に配慮した加工場では、年間20㌧の乾燥モズクが製造できるが、

出荷は3㌧にとどまっており、同課は2014年までに出荷量を10㌧まで引き上げたい考え。

県外3県の学校給食会との取引実績は現在約80㌔グラム。

1都道府県当たり年間平均50㌔グラムの取引を目指し、

全体目標10㌧のうち2㌧は学校給食向けの出荷で補いたいという。

新たな販路を開拓することで、生モズクの需要拡大にも期待がかかる。

與那覇課長代理は品質が高いものしか使えない生モズクと乾燥モズクとでは用途が違うので競合しない。学校給食で子どもたちにモズクファンが増えれば、家庭の食卓にもすそ野が広がる」と話した。

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イオンと石垣市協定【特産品販売や観光振興など11項目】
「島WAON」でふるさと納税

【石垣】イオン(千葉県、岡田元也社長)は26日、

石垣市と特産品の販売拡大や観光振興などで連携を深める

11項目の地域貢献協定を締結した。

協定締結の一環として電子マネー「石垣ゆいまーるWAON」カードを3月1日から発行、

順時全国販売する。初年度の販売目標は3万枚。

カードで支払われた金額の0.1%がふるさと納税で市に寄付され、

まちづくりや自然環境の保全事業に役立てられる。

同市商工会(我喜屋隆会長)は市の地域通貨「アトム通貨」との

将来的な連携も視野に入れている。

カードには市の景勝地、川平湾がデザインされ、裏面には新石垣空港の

マスコットキャラクター「ぱいーぐる」の姿も。

県内のスーパー、イオンやマックスバリュなど37店舗で販売を始め、順次、全国販売する。

発行手数料は1枚300円(税込み)

市商工会ホールで協定書に調印した中山義隆市長は「イオンの流通網を利用し、島の物産が県外、海外でPRできると考えている」と期待。

イオン琉球の末吉康敏社長は「相互の資源を活用して石垣の活性化と市民サービス向上に協働したい」と述べた。

 

 

平成25年2月27日 沖縄タイムス
 
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