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ウナギ養殖量3年ぶり増       稚魚取引価格低下

国内魚獲量の回復原因

減少が著しいニホンウナギの養殖量が今年は3年ぶりに増え、高騰していた稚魚の取引価格も下がってきた。「夏のスタミナ食」は昨年よりは食卓に近づきそう。ただ、稚魚を育てて出荷するには半年以上かかり、7月29日の土用の丑の日までに間に合うかは微妙だ。

水産庁によると、ニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の漁期が始まった昨年12月以降、養殖のため国内で捕獲されたり輸入されたりした稚魚は4月23日時点で23.2トン。昨年も12.6トンを上回り、2011年以来の増加に転じた。ここ数年激減していた国内の漁獲量が回復したのが原因という。

ニホンウナギは太平洋の沖合で産卵し、稚魚は回遊して日本近海に戻る。

環境省は昨年2月、固体数激減を受けて絶滅危惧種に指定。産卵に向かう親ウナギや稚魚の漁を控えるなど、資源保護が各地で進んでいる。

 

2014年 6月 9日  沖縄タイムス