特集

VIVA! ハルサー ハルサーは畑で働く人の方言名です。

楽しく元気な沖縄の農家さんをたずねて巡るVIVA!!ハルサー皆さんに代わっていろんな話をあれこれ聞いちゃいます。

今回のハルサーさん紹介 Vol.24

瀧石豊治さん みゆきさん
瀧石豊治さん みゆきさん
基本情報
名前 瀧石豊治さん
みゆきさん
場所 西原町
(合同会社TAKIファーム)
作物 きくらげ(琉球きくらげ)
農家歴 2年

今回は西原町にあるきくらげ工場にお邪魔しました。こちらで育てている「琉球きくらげ」はアラゲキクラゲという品種で、ゼラチン質が多く柔らかいのが特徴です。味がないので栄養がないと思われがちですが、実は栄養豊富な沖縄県産琉球きくらげの紹介です。

生長具合を注意深く観察 生長し収穫した琉球きくらげ パッキングされ店頭に並びます

沖縄県産生きくらげ「琉球きくらげ」

琉球きくらげは沖縄で育てられている「生」きくらげです。沖縄で育てて収穫~流通しているので、とても新鮮。また乾燥きくらげを戻すのではなく、生そのままなので、肉厚感が違います。瀧石さんの工場で育てている「琉球きくらげ」はアラゲキクラゲという品種で、ゼラチン質が多く柔らかいのが特徴です。きくらげは味自体はないので、栄養がないと思われてしまうかもしれませんが、実はとても栄養満点。カルシウム、ビタミンD、鉄分、食物繊維が豊富に含まれ、その上ローカロリーなので、女性に嬉しい食材です。

肉厚でみずみずしいのは「生」ならでは
肉厚でみずみずしいのは「生」ならでは

琉球きくらげのレシピ

琉球きくらげのお刺身

琉球きくらげのお刺身
生の食感を一番味わえるレシピ
琉球きくらげ 2枚
青じそドレッシング 適量

つくり方はこちら

ハルサーさんにインタビュー!

沖縄はきくらげ栽培に適した環境

きくらげを栽培するのに大事なのは温度と湿度管理。ハウス栽培なのでハウスの中の雑菌を出さないようにするメンテナンスはもちろん、外気温によっての空調管理やハウスの外の環境(雑草が生えている、小動物発生状態)もハウスの中の琉球きくらげの状態に影響してきます。ハウスの中と外の環境をトータルにみていかないと良い琉球きくらげは育たないのです。そうして年間約9tの琉球きくらげが収穫されています。乾燥を嫌い温かい温度を好むきくらげは、温暖湿潤の気候が合っているので沖縄はきくらげの栽培に適した環境なのです。

適した温度湿度で管理
沖縄県産生きくらげなので新鮮でおいしい

琉球きくらげは沖縄県内で栽培され、生の状態でそのまま出荷されています。乾燥したきくらげを戻して食べるよりもさらに食感が良いのが特徴で、出荷~店頭に並ぶまでの輸送時間も輸入するものより短いため、新鮮さが違います。また琉球きくらげはこりこりの食感が良く、生の風味を活かしたきくらげのお刺身が格別です。他の食材と組み合わせて調理しても良く合うので、炒め物、和え物、揚げ物など幅広く料理に使うことができます。

※この琉球きくらげはイオン・マックスバリュ各店舗で販売しています。
(一部店舗を除く)

大きく育った琉球きくらげ

ライター後記

きくらげを育てるのには正確な温度湿度管理が何より大事なのだそう。ハウスの中の温度や湿度は外気温に左右されるので、調整しながら進めないといけません。工場だからといって、きくらげがすぐ出来上がるのではなく、きくらげという農産物ときちんと向き合わないと良いきくらげができないのだなあと実感しました。

琉球きくらげとハイビスカス

取材日:2011.08.07