おきなわ旬食材レシピ! ~旬のおきなわ県産食材を楽しもう~
8月の旬食材:野菜パパイヤ 【沖縄方言名:パパヤー】
熟す前の青い果実は、野菜としてチャンプルーや煮物、漬け物、汁物の具など野菜として利用してきました。
台風や干ばつなどで食材が不足した時など、大根同様に利用されていたとのことです。
また、沖縄では昔から、産後の肥立ちがよくなり、母乳の出がよくなるという事から、出産直後のお母さんにおすすめの食材としても知られています。
青い果実を切った時に出る乳白色の液体には、パパインといういたんぱく質を分解する酵素が含まれており、一緒に煮込む肉を柔らかくしてくれるため、肉汁やソーキ汁、ンブシーなど汁物や煮込み料理として利用する事が多かったようです。
また、ビタミンCやカリウム、カロテンを含むことから消化吸収を助ける働きもあります。
野菜パパイヤの収穫時期
野菜パパイヤの選び方・保存方法
【選び方】
重量感があり、果皮につやや張りのあるものがお勧めです。
【保存方法】
そのまま保存すると黄色へ変化してしまうので、下処理をして冷蔵庫で保存します。
野菜パパイヤの下準備
①パパイヤを縦二つに切る。
②種を取り除く。ポロポロと簡単に取れます。
③皮を剥いたら下準備は終了。細切りにしてイリチーにしたり大きく切って汁物に利用できます。
野菜パパイヤのオススメレシピ!
パパイヤに含まれるパパイン酵素がお肉を柔らかくするとともに、脂肪分解酵素も含まれているパパイヤならではの組み合わせでこってりソーキ汁も美味しくいただけます。パパイヤといえばイリチー(シリシリーとも呼ばれる)がメジャーですが、昔は肉汁やソーキ汁、ンブシーなど汁物や煮込み料理として利用する事が多かったようです。