おばぁが教える島の味~大根の漬けもの~
今日はひでおばあ得意の大根の漬けものを紹介します。
この大根の漬けものはひでおばあが島袋家にお嫁に来てからお姑さんと一緒に作ったものだそうです。大根がおいしい冬の時期に大量に作っていました。今回は2、3日で食べる用に浅漬けにしていますが、昔は大量に作った大根の漬けものを、半年以上古漬けしたそうです。その古漬けの大根の漬けものを昔の家族や親戚たちは、味が濃くておいしいと、とても喜んだそうです。このレシピは、お茶うけにすることが多かったそうで、子供からお年寄りまで大好評。門中で法事が多い島袋家では、大量に仕込んだこの漬けものが、行事のたびに登場します
大根の漬けものを作るときは、大量なのでスライサーを使うと便利。おばあは孫たちに軍手をつけて作業させます。作るポイントは水気をしっかりとること。また黒糖や醸造酢はできるだけ質のよいものを使うことを心がけています。特に酢は果実酢と混ぜた、ツンとしすぎないもので甘めのものがひでおばあ好みです。「黒糖とお酢がおいしいと漬け物はおいしいさ~」とひでおばあは話してくれました。
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大根の漬けもの(黒糖味)
材料(10キロ分) 大根 4本(1本2キロ程度のもの)
塩 450g
酢(今回は米酢と果実酢を混ぜた醸造酢を使っています) 900ml
粉黒糖 1.6キロ
作り方
1.大根の皮をむいてたてに4等分にし、5mmほどのいちょう切りにする。
※おばあは大量に作るのでスライサーを使っています。
2.1に塩をかけてもみ、一晩重石を載せて置く。
3. 一晩おいたら水をよく絞り、粉黒糖、酢をかけてもんで混ぜる。
4.まざったら、煮沸消毒したビンに詰め、2~3日で食べることができます。
※常温の直射日光があたらないところで保存してください。
大根の漬けもの(ノーマル味)
黒糖が苦手という方は、氷砂糖を使ったものがおすすめです。氷砂糖1キロほどを工程3の粉砂糖の代わりに入れてください。氷砂糖は溶けにくいので2、3日ほどおいてその間適宜混ぜながらよく溶かして工程4に進んでくださいね。