沖縄県の給食の歴史
もうすぐ夏休みが終わり、新学期がスタートしますね。
夏休み期間、お子さんのお弁当作りをされている保護者のみなさまお疲れ様です!!
学校が始まると、授業以外に始まるものが学校給食。
学校へ通っている時の楽しみの1つだった方も多いはず。
みんなでわいわい食事を楽しんだり、苦手なものをがんばって食べたり、人気もメニューはおかわりジャンケンをしてみたり、いろんな思い出があるのではないでしょうか。
そんな学校給食。
おじいやおばあ、パパ、ママはどんな給食を食べていたのでしょうか?
今日は、学校給食の歴史についてご紹介します♪
2014年7月12日に沖縄県学校栄養士会と公益財団法人沖縄県学校給食会主催の「食と子どもの健康展」がイオン具志川店、イオン名護店で開催されました。健康展では、沖縄の給食の歴史や、県産食材の展示、学校給食の実物展示、栄養相談など盛りだくさんの内容で、多くの来場者が訪れました。
沖縄の学校給食を支える学校栄養士のみなさんが作る健康展の様子
給食を作るには調理器具もビッグサイズ!
普段私たちが使っている調理器具の3~4倍はありそうな巨大調理器具!
一度に何百食、何千食という給食を作ることもある給食センターの方々。お子さんの給食の時間に間に合わせるように朝早くから調理をしています。何百食という調理のなかで、野菜を洗うだけでも2時間もかかったり、大きな調理器具を使って釜で混ぜる作業は大変な体力仕事です。それでも、「給食を食べてくれる子どもたちはおいしいっておもってくれるかな、残さず食べてくれるかな」と考えながら毎日一生懸命給食を作っています。
それではそんな学校給食の歴史をご紹介します♪
昭和28年ごろ(現在70代)
・ミルク
援助物資の脱脂粉乳を1人1回22g使用し、180ccの水で溶かしたもの。冷めると膜がはって飲みづらかったそうです。
昭和35年ごろ(現在60代後半)
・パン
・ミルク
コッペパンにチーズがつくこともありました。このころはほとんどパン食でした。
昭和40年代後半(現在60代前半)
・チキンチャーハン
・タコとキュウリの酢の物
・コーヒー牛乳
お酢は体にいいことから給食のメニューに加えられるように。
瓶入りの牛乳にココアの小さな袋がついていて、それをストローでjかきまぜて飲んでいました。その後、袋はなくなり、そのままで飲めるコーヒー牛乳が登場しました。
昭和51年ごろ(現在40代)
・カレーライス
・福神漬け
・白菜サラダ
・ミルク
昭和51年度の米飯導入とともに実施された献立。現在も人気のメニューです。カレーライスは35年以上も前から給食に登場していたとはびっくりです!牛乳は脱脂粉乳とバターオイルが入ったものでした。
昭和60年ごろ(現在30代)
・沖縄そば
・ほうれん草のアーモンドあえ
・バナナ
・ミルク
食器の多様化に伴い、学校給食でも丼ぶりの使用による沖縄そばが登場しました。
次回は、現在の学校給食のメニューをご紹介いたします。
今の子ども達はどんな給食を食べているのでしょうか?
お楽しみにー(*^^*)