島の味〜ニンジンしりしり〜
ご主人が津堅島で育てるニンジンを使ったレシピのご紹介です♪
ニンジンの生産・販売をする
農業生産法人を家族経営
那覇市にお住まいの赤嶺操子さんは現在、ご主人と子どもたちと一緒に、津堅島のニンジンや加工品を生産・販売する農業生産法人合同会社「萌芽」を家族経営。なんと主婦業をしつつ会社の代表も務めています。
操子さんは大宜味村出身。学校卒業後、准看護士の免許を取るため那覇に来たものの、持病のため進路を変更して美容学校に入学しました。先に那覇で働いていたお兄さんの会社寮に住んでいたので、学校に通いながら社員の食事作りを手伝っていたそう。昔から家事が嫌いじゃなかったという操子さんはいつでも働き者です。
「兄の同僚だった主人と学校を卒業してすぐ結婚してね、子育てしながらパートで働いたり、主人の実家の畑仕事も手伝ったり、毎日忙しくて大変だったのよ。でもお姑さんには働き者のお嫁さんって褒められていたのよ」
会社設立のきっかけは
ご主人が始めたニンジン作り
子どもたちが成人して独立し、建築会社を経営していたご主人も定年を迎えて生活も一段落。しかし、ご主人が故郷うるま市津堅島で引退後の夢だったニンジン作りを始めて、状況は思わぬ方向へ進みます。
「主人が作るニンジンはとても美味しいんです。でも形が整っていないと売れないの。たくさんのニンジンが捨てられるのを見て、このままでは主人だけじゃなく、他のニンジン農家もつぶれてしまう、島のニンジンを残さなくちゃと強く思いました」。そうして、操子さん一家は農業生産法人合同会社「萌芽」を立ち上げます。
ニンジンしりしり
材料
ニンジン小2~3本
ピーマン1~2個(あれば)
卵2個
油 適量
塩 適量
かつお出汁、または市販の粉末だし
① ニンジンは皮を剥き、しりしり器にかける。ピーマンは斜め薄切りにし、ニンジンの葉も食べやすい大きさに切る。卵は溶いておく。
② 熱したフライパンに油をしき、先にニンジンを炒める。蓋をし、しばらく蒸し焼きにする
③ ニンジンがしんなりしてきたら、ピーマンを入れ、火が通るまで炒める。全体に火が回ったら、塩とかつお出汁(市販の粉末だしの場合、少量の水かお湯で溶いておく)を入れて混ぜる
④ 溶いた卵を回し入れ、ざっと全体をかき混ぜる。卵が固まってきたら火を止めてできあがり
POINT:
完成後、火を止め蓋をしたまましばらく置いておくと、ニンジンがよりやわらかく仕上がります
完成!