ポテトサラダ〜おばあが教える島の味〜
今日はひでおばあ特製のポテトサラダを紹介します。「ひでおばあ、ポテトサラダも作れるの?ハイカラだねえー」と言うと「昔からよく作りよったよー、卵ははぜいたく品で入れられないときも多かったけどねー」とひでおばあは言います。昔はじゃがいも、にんじんだけのポテトサラダだったのが徐々にこのようなレシピになってきたのだそうです。
作り方を見ていると冷蔵庫から瓶詰めのマヨネーズが登場しました。ラベルを見ると「EGGO(エゴー)」の文字が。
名前は聞いたことがありましたが久しぶりに見たマヨネーズです。エゴーマヨネーズは普段使うマヨネーズより白っぽい色で酸味のあるさわやかな風味。「おばあのポテトサラダはエゴー使うんだよー、エゴーはだいたい冷蔵庫に入っているさあー」とおばあ。ひでおばあのポテトサラダの味の秘密はエゴーにあるようです。
お嫁さんの邦子さんに聞くと「マヨネーズを食べたことのない時代に初めて食べたのがエゴーのマヨネーズ。だんなさんもその思い出があるのか、やっぱりエゴーがおいしいと言ってエゴーを使ったポテトサラダをリクエストするんですよ」と話してくれました。
ポテトサラダの他にも、エゴーとケチャップを同量混ぜたオーロラソースも島袋家のサラダソースの定番。少し甘めの味わいは孫たちにも大好評です。さわやかな味わいは暑い季節にもぴったり。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ポテトサラダ
<材料>
じゃがいも 中2個
きゅうり 1本
卵 3個
ウインナー 4~5本
たまねぎ 1/2個 ※島らっきょう(6本程度)でもOK
エゴーマヨネーズ 大さじ3
塩こしょう 適量
作り方
1.きゅうりは薄い輪切りにして、少量の塩で塩もみをする。ウインナーは輪切りにしてからいりし、たまねぎはみじん切りにする。固めのゆで卵をつくる。
2.じゃがいもは一口大にカットし、箸がとおるくらいまで茹でる。(じゃがいもをラップでくるみ電子レンジでもOKです。つまようじがとおるくらいまで。600Wで5分くらいが目安)
3.ボウルに茹でたじゃがいもを入れ、じゃもじなどでつぶす。1の材料をすべていれ、エゴーマヨネーズをいれ、混ぜ合わせる。塩こしょうをして味をととのえてできあがり。
アメリカ世を色濃く残す食材
沖縄はアメリカの統治下だった歴史もあることからエゴーマヨネーズをはじめ多くの輸入食材や食文化が生活に浸透しています。おばあたちは新しい文化を取り入れ、沖縄の食材や沖縄風の食べ方とおおらかに混ざり合い、沖縄独特のチャンプルー文化になっています。