かつおの中骨だしのソーメン汁〜おばあが教える島の味〜
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おばあが教える島の味
かつおの中骨だしのソーメン汁
ひでおばあの住む本部町は。昔からかつおがよくとれ、港近くに住む島袋家では毎日の食卓にかつおが頻繁に登場しました。刺身はもちろんですが、ひでおばあのおうちでは、かつおのアラ(内蔵や頭など)も食卓に上がり、かつおのマース煮などにして食べていました。
ひでおばああのかつおのアラを使った料理で、好評なのが、今回紹介する「かつおの中骨だしのソーメン汁」です。かつお節でだしをとるのもとってもおいしいですが、生の中骨を使っただしは魚の旨みをたっぷり味わえます。そのだし汁を味噌で味付けして、ソーメン汁にして食べます。「うちの孫はねぇ、小さい頃からソーメン汁が大好きなのよぉ。魚のだしで汁を作ったら一番おいしいさぁー。」とひでおばあは言います。
島袋家では、かつおの中骨だけでなく、ミーバイやカーエーの中骨もだしに使います。長男の徳秀さんやその息子さんが近くの灯台でカーエーを釣ってきて夕ごはんにマース煮を、残った骨をだしにして味噌汁にするのは島袋家の定番です。
魚の骨は、扱いづらかったり、少し臭みがあるので敬遠しがちですが、とてもおいしいだしが出ます。かつおや、ミーバイなど1尾を買ってきて、身は刺身に、中骨は味噌汁に使って、丸ごと一匹食べてみてはいかがでしょうか。
きっと「また作ってみよう」と思える味わいに出会えると思います。
材料(8人分)
かつおの中骨…3尾分
しょうゆ…小さじ1
塩…適量
水…1リットル
みそ…大さじ3~4(お好みで調整してください)
ねぎ…適量
和風だしの素…2分の1袋
そうめん…10束
作り方
1.かつおの中骨を流水でよく洗い、水から煮る
2.10分くらい煮出し、だしをとる。アクは取り除いてください。
3.十分にだしがでたら、ざるなどで中骨とだしを別々に分ける
4.だし汁を火にかけ、みそ、しょうゆ、塩、和風だしの素をいれる。
※ご家庭の味噌によって、味付けは調整してください。
5.ゆでたソーメンを椀にいれてねぎを散らし、4.をかけて出来上がり。