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サーターアンダギー 〜長寿県を取り戻そう!おばぁが教える島の味〜

2016年8月12日 17:00

〜長寿県を取り戻そう!おばぁが教える島の味〜

今回は、沖縄の伝統的なお菓子「サーターアンダギー」を紹介します。

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ひでおばあはサーターアンダギーが大得意。

行事のたびにたくさん作り、お供え物にしたり、親戚や近所の方に配ってまわるのだそうです。

 ひでおばあのサーターアンダギーはぼまとピーナッツ粉が入っていて香ばしいのが特徴。

ふわふわというよりぎゅっと詰まったしっかりした食感です。

「さあ作るよー」とひでおばあがとりだしたのは直径50~60センチはあるかというタライ。

「おばあ一体何個作るの?」と聞くと、

「100個くらいかねぇー、いつもこれくらいは作るよー。みんなでい配るわけさぁ。」とひでおばぁ。

「おばぁは少なくは作れないからねぇ」と長女の正子さんは笑います。

これだけ量が多いとこねる作業も重労働。

おばぁ→正子さん→孫

とみんなで交代しながらこねていきます。

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生地ができあがったら成型するのは、ひでおばあ。

揚げるのは、正子さんとお嫁さんの邦子さんが、年季の入った「アブラナービ」で。

2リッターの油を3本入れ(笑)、手際良く揚げていきます。

その間、女3人のおしゃべりが弾みます。

「最近あったことを話したり、料理を教えてもらったり、他愛もないおしゃべりばかりだけど楽しいでしょ?」と邦子さん。

家族や親戚みんなで一緒に料理をする時間は、何にも代えがたい大切な時間です。

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できあがったサーターアンダギーを食べて「じょーとー。おいしいさぁ」あんたも食べてみぃ!」とひでおばあ。

大量のサーターアンダギーをおすそわけする楽しい時間も待っています。

 

 

サーターアンダギー

材料(100個分)

卵 40個

薄力粉 4キロ

三温糖 1キロ

黒糖 1キロ

ピーナッツ粉 300グラム

白ごま 300グラム

黒ごま 300グラム

ベーキングパウダー 大さじ3

 

作り方

1.卵を卵白と卵黄にわけて卵白をミキサーでつのがたつくらいまで撹拌する。

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2.1と卵黄を混ぜ、薄力粉以外の他の材料も全ていれ撹拌する。最後に薄力粉を少しずつ入れながら、練りこむ。全体が混ざったら1時間ほど生地を寝かせる。

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3.寝かせた生地を5センチほどの小判型に成型し、150度の油で揚げる。※150度は菜ばしをいれると先からぽつぽつと泡が浮き出てくる状態が目安。

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4.丸く膨らんできて、色よく揚がってきたらできあがり(7~8分ほどが目安。中を割って火が通っているか確認してくださいね)

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100年ものの「アブラナービ」
島袋家のアブラナービは、ひでおばあのお姑さんも使っており、100年以上も使い続けているのだそうです。門中でもある島袋家では法事で大勢の親戚が集まります。「あのアブラナービがなかったら家の法事はできない。宝物です。」とお話してくれました。