コラム おいしい沖縄

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美人になれる!? 沖縄野菜

美人になれる!? 沖縄野菜

豊かな黒髪とくっきりした二重の女性が多い沖縄は、美人の産地として有名です。
ただし、そんな美人も体のなかがボロボロだとどうにもなりません。
沖縄では昔から、「健康」はまず食べ物からという医食同源の考え方があって、沖縄美人ももちろん例外ではないのです。
美人にますます磨きをかけるのが、沖縄の食べ物といっても過言ではありません。美肌と健康をサポートする食材が沖縄には豊富にそろっているからです。

食材の中でも特にお勧めしたいのが沖縄野菜。代表格といえる「ゴーヤー」は、今ではすっかり全国区になって、本土でも容易に手に入るようになりました。
この沖縄らしさ満点のゴーヤーは、ビタミンCを豊富に含んでいます。女性にとってビタミンCは美容の基本中の基本。シミやソバカスの予防として、夏の日焼け対策には欠かせないのです。そんな暑い夏に合わせたように旬を迎えるゴーヤーは、女性の強い見方といっていいでしょう。

ビタミンC にはもうひとつ良く知られた美容効果があります。それはコラーゲンと一緒に摂ると、コラーゲンの生成を助けるというもの。いくら豚肉やてびちをたっぷり食べてもビタミンC と一緒でないと、コラーゲンとして体の中で働かないのです。強い日差しにまけない白くてとツヤツヤの肌を作るのにゴーヤーは欠かせない野菜なのです。

ビタミンCは摂りたいけど、苦いのはちょっと...という方には、ビタミンCを驚くほど含んでいるフルーツがあります。それは沖縄でも栽培されているアセローラです。なんとその含有量はレモンの35倍。アセローラを食べると肌が若々しくなるといわれています。生で食べてもジュースにしても良く、こちらも旬は紫外線の強い夏。美肌の強力なサポーターです。

沖縄には美肌だけでなく、ダイエットにおすすめしたい野菜もあります。完熟するまえに収穫し、料理によく利用される青切りパパイヤがそれ。脂肪やたんぱく質を分解するパパイン酵素がたっぷり含まれているので、消化を助け肝臓に余分な脂肪が蓄積されるのを抑えます。また腸内のビフィズス菌の活動を活発にして、腸内を正常にたもつ働きがあるので、内臓から健康になるにはぴったりの野菜なのです。

そのほか、ビタミン、カリウム、鉄分が含まれているフーチバー(よもぎ)。ビタミンCやカロテンが豊富なニガナ。カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミンなどを含むシマナー(からし菜)。ビタミンAやC、ポリフェノールを多く含むハンダマ(水前寺菜)など。家庭で日常たべられている野菜の中に、美人になるのに欠かせない栄養素が多くふくまれています。
沖縄野菜をどっさり食べて、美人に益々磨きをかけてくださいね。

福田 芽久美

2011/03/15