佐敷中城漁業協同組合 北中城支所 田仲 康信さん
2014/06/03
田仲 康信 | |
佐敷中城漁業協同組合 北中城支所 | |
アーサ加工部会会長 | |
シビマグロ! |
◆このお仕事を始めたきっかけはなんですか?
元々、幼少期から海が好きで、高校時代にはよくスキューバダイビングや磯釣りをして遊んでました。海人だった叔父さんの手伝いをしたりしていて、いずれ自分で大きい船を持ちたいなっていう思いもあり、お店を持って両親が定年後一緒に働けるようにしたいという考えもあって、漁業に携わるようになりました。以前(4年前くらい)までは、米軍基地の中で車輌や空調設備関係の仕事をしていたんです。
~お魚スタッフ~
えぇっ!!そうだったんですか!?米軍基地内でお仕事されてたんですね。(米軍基地内でのお仕事内容もいろいろ教えてもらい、驚きっぱなしのお魚スタッフ・・・)
◆現在の漁協組合に入ったきっかけってなんだったんですか?
今はもうないんですけど、以前北中釣具店があって、そこから北中にクラブが出来て、そこのオーナーが実は前の組合長だったんです。そこで知り合ったのがきっかけですかね。
~お魚スタッフ~
何か、運命的な出会いで素敵ですね!
◆水産業に対する思いや魅力を教えてください。
年々温暖化の問題で水温も上がっていったり、環境問題が深刻化している中で、沖縄県産の魚は脂身が少ないとか、品質の面でもいろいろ言わたりしていますが、県産の魚でも特徴の活かし方ってあると思うんです。もっと沖縄県産魚の特徴を活かして何か取り組んでいけたらなって思っています。
◆おすすめの魚(魚介類)や調理方法はありますか?
あまり市場には出回らないんですが、シビマグロも実は美味しいんです。海人の中では、家族や近所の人などで分けあって食べてたりするんですけど、一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんね。シビマグロをフィレ状に切って、塩、こしょう、バジルなどで下味を付けておき、フライパンにオリーブオイルを引いてサッと手早く炒めます。両面炒めたら、白ワインを足して蓋をしてとじておきます。これだけで、簡単に美味しく食べられるのでおすすめです。
~お魚スタッフ~
へぇ~、そんな食べた方があったんですね。そもそも市場にでないシビマグロのことを初めて知りました!これは是非試してみたいです!
◆沖縄県民がもっと水産物をたべるようになるにはどうすればいいと思いますか?
ん~やっぱり、価格帯の問題が大きいと思います。
消費者としても手軽に買えるような価格にならないと難しいかもしれないですね。魚は好きだけど、スーパーで買おうと思ったら牛肉とかの方が安いじゃないですか。笑 あと、食べ方とかももっと知るようになったらいいと思いますけどね。
~お魚スタッフ~
そうですよね。一番のネックは価格ですよね。肉類よりもっと手軽に手に入って、いろんな食べ方が普及すれば消費拡大に向けて進んでいけるきっかけになるかもしれないですね!!
◆北中城村といえばアーサ!アーサに対する思いや、今後の展望などはありますか?
北中のアーサが定着するようになるまでに30年近くもかかってますからね。
でも、まだまだこれからだと思います。まずは地元の人をしっかりかためていきたいですね。
県内外でもっとアーサを広めていく為には、北中城の地元の人がもっとアーサを好きになって、いろんなところでアーサを発信できるようになってほしいです。
そうすることで、観光で訪れた人達に北中城に行くといろんな場所でアーサを使った料理を食べることができて美味しかったと印象付け、またリピーターとして北中に来てくれる。
そんないいサイクルを作るには、やっぱり地元民のアーサに対する理解が必要になってくると思います。
あとは、今組合として県に対しても積極的に働きかけて、沖縄県一体となってアーサを普及させていきたいと様々な取り組みも行っています。
~お魚スタッフ~
アーサの歴史も長くいろんな苦労があったんですね。今後アーサを普及させていくためには、やっぱり地元の人達の協力、理解が必要不可欠になってきますね
お魚スタッフも協力できることがあれば微力ながらお手伝いさせていただきますっ!!!!
お久し振りでーす!お魚スタッフのオオタです
今回は仕事人魚ッチング二人目!水産業に関わる人をお魚スタッフが突撃取材してきましたー